アストラゼネカ、LGBTQ+への積極的な取り組みで3年連続ゴールド認定、そして初のレインボー認定
アストラゼネカ株式会社は、LGBTQ+に関する企業・団体の取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において、3年連続で最高評価のゴールド認定を受けました。さらに、今年は新たに「レインボー認定」も取得。この快挙は、同社が積極的に推進するLGBTQ+を含むダイバーシティ&インクルージョン(D&I)への取り組みの成果を示しています。
PRIDE指標は、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの項目で評価されます。アストラゼネカは、これらの項目において高い評価を得て、3年連続のゴールド認定に繋がりました。
特に注目すべきは、今年の初取得となったレインボー認定です。これは、企業単独の取り組みだけでなく、国や自治体、学術機関、NPO/NGOなど、セクターを超えた協働を推進する企業・団体に与えられるものです。アストラゼネカは、製薬企業合同啓発アライネットワーク「Pharma for PRIDE」の活動が評価された結果、この栄誉に輝きました。
Pharma for PRIDEは、社員がLGBTQ+への正しい理解を持ち、誰もが働きやすい職場環境を構築することを目的に2022年に発足。プライド月間や人権週間に社内外向けの勉強会を継続的に開催し、LGBTQ+当事者が直面する医療アクセスの課題などについて学びを深めています。医療従事者向けの勉強会も開催するなど、その活動は多岐に渡っています。
アストラゼネカの取り組みは、Pharma for PRIDEだけにとどまりません。2019年にはパートナーシップ制度に対応する社内規定変更を実施。同性婚法制化を支持する企業を募るキャンペーンにも賛同するなど、LGBTQ+への理解を深めるための継続的な努力を続けています。2023年からは東京レインボープライドにも協賛し、多くの社員がパレードに参加しています。
さらに、社員主体のERG(Employee Resource Group)によるイベントや、社内SNSグループの活用など、多様な社員が意見交換できる環境づくりにも力を入れています。これらの活動を通して、社員一人ひとりが安心して能力を発揮できる、心理的安全性の高い職場環境を構築することに成功しています。
アストラゼネカ株式会社代表取締役社長の堀井貴史氏は、「インクルーシブな社会実現に企業の役割はますます重要になっており、今回の受賞を大変誇らしく思います。社員一人ひとりが安心して最大限に力を発揮できる環境こそがイノベーションの源泉であり、これからも多様性を尊重する企業文化のもと、働きがいのある環境をさらに強化し、イノベーションを育む組織を構築していきます」とコメントしています。
アストラゼネカは、多様な人材がそれぞれの個性と才能を活かせる環境を整備することで、患者さんにとって革新的な医療を提供し続けることを目指しています。今後も、D&Iの推進に積極的に取り組んでいく姿勢を示しています。