トライシクル株式会社、企業間リユース促進の実証実験を開始
トライシクル株式会社が、企業間でのリユースを促進するための実証実験を2025年6月1日からスタートします。この取り組みは、同社が開発したプラットフォーム「ReSACO」を通じて、不要な資産を持つ企業と必要とする企業をマッチングさせ、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。
実証実験の目的と概要
循環型経済、すなわちサーキュラーエコノミーを実現するために、トライシクルはDX(デジタルトランスフォーメーション)の力を活用します。この実証実験では、企業が抱える遊休資産にスポットをあて、リユースやリサイクルの促進を目指します。最終的には廃棄物を最小限に抑え、持続可能な社会の実現に貢献したいという意図があります。
今回の実験では、不要になったリース資産を、企業が直接「ReSACO」上で取引できる環境を整えます。従来、これらの資産は買取業者にまとめて安価で売却されたり、単に廃棄されるケースが多かったため、企業間での直接的なリユーストランザクションを促進し、より高い価値での転用を図ります。
実験の詳細
企業間での適正なリユース取引については、価格設定、物流、利便性など多面的に分析・検証します。また、取引に伴う温室効果ガス(GHG)排出量も算出し、参加企業の満足度とともに、さまざまな側面から実証実験の効果を測定します。残った商品については資源として適切に処理し、最終的にこの新しい取引がどれほど環境および経済に寄与できたのかを評価する予定です。
実証実験は2025年8月末までの3ヶ月間を予定しており、企業からの参加申し込みを求めています。6月1日から、興味のある企業は「ReSACOプラットフォーム利用参加企業申し込みフォーム」を通じて応募できます。
ReSACOプラットフォーム利用参加企業申し込みフォーム
「ReSACO」とは何か?
「ReSACO」は企業間のリユースを効率的に行うためのマッチングプラットフォームです。個人間の取引に比べて、エンドユーザー企業間では経理や物理的制約から、リユースがうまく進んでいません。しかし、企業にとって、まだ価値のある資産が無駄にされている現実を打破するため、このプラットフォームが設計されました。企業特有の課題にアプローチし、リユースを促すことで、不要品の残存価値を最大限に引き出します。
ReSACO公式サイト
トライシクル企業情報
本社のあるトライシクル株式会社は、東京都品川区に位置し、2018年の設立以来、不要品の最適なリユース方法や価格を探求してきました。今や日本国内において経済と環境の両立を追求する重要な役割を担っています。代表取締役の山田晃一氏のもと、同社は様々なイノベーションに挑戦しており、サステナビリティを基軸にしたビジネスモデルの構築を進めています。
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会社名: トライシクル株式会社
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所在地: 東京都品川区南大井6-26-3 大森ベルポートD館8F
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設立: 2018年5月
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資本金: 1,000万円
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事業内容: 不用品のリユースプラットフォーム「ReSACO」、産業廃棄物処理の電子化サービス「EcoDraft」など