NIJINアカデミーと花王共同の新プログラム
株式会社NIJINは、家事を通して不登校の子どもたちをサポートする新しい取り組み、「こども家事名づけ親プログラム」を発表しました。このプログラムは、家庭内での役割を見出し、自己肯定感を育むことを目指しています。これまでNIJINアカデミーは、さまざまな企業との共創を通じて、子どもたちが「社会とつながっている感覚」を持てるような学びの場を提供してきました。
プログラムの背景
不登校によって自宅で過ごす時間が増えると、子どもたちは学校での交流が少なくなり、社会とのつながりを感じられにくくなります。その結果、「誰かの役に立った」と感じる機会が減少し、自己評価が低くなる傾向があります。NIJINアカデミーは、家事を通じて責任感や社会性を育むことで、子どもたちが自己肯定感を向上させる手助けを行います。
プログラムの目的
「こども家事名づけ親プログラム」は、家事を「知る」「見つける」「名づける」過程を楽しむことを重視しています。参加する子どもたちは、実際に家事を体験しながらその楽しさや重要性を学ぶことができます。プログラムに参加することで、子どもたちが「自分はすごい」「役立っている」と実感できる機会を提供し、家族全員が笑顔になれるような取り組みとなっています。
プログラム概要
このプログラムは、花王の製品を使った全7回の家庭科授業で構成されています。第1回の授業は参加無料で、NIJINアカデミーの周年学園祭にて行われます。授業内容は以下の通りです:
1.
おうちの人と調査! 苦手な家事、めんどうな家事ランキング(実践あり)
2.
家事って何?(オリエンテーション)
3.
よく使う場所を素早くキレイに(実践あり)
4.
キッチン周りピカピカ大作戦(実践あり)
5.
名前のない家事を見つける!
6.
社会科見学&家事を名づける!発表会
7.
年末大掃除チャレンジ発表会
このプログラムを通じて、子どもたちは新たなスキルを身につけるだけでなく、家事を楽しむことができるようになるでしょう。
NIJINアカデミーについて
NIJINアカデミーは、2023年9月に設立された不登校の小中学生を対象としたオルタナティブスクールで、全国各地から多くの生徒が集まっています。「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」がカリキュラムの中心という特徴を持ち、全ての子どもたちが未来に希望を持てる環境を提供しています。
まとめ
NIJINアカデミーと花王が共に実施する「こども家事名づけ親プログラム」は、不登校の子どもたちが家庭内での役割を見出し、楽しく家事を学ぶ良い機会を提供します。この取り組みを通じて、多くの子どもたちが自己肯定感を高め、家族との関係性を深めることができることを期待しています。詳細に興味を持たれた方は、ぜひNIJINアカデミーのホームページもご覧ください。