300年企業を目指す
2020-04-01 00:30:01
創業300年を目指す株式会社アルナの挑戦とその歴史
創業300年を目指す株式会社アルナの挑戦
株式会社アルナは1967年に設立された額縁の企画・製造・販売会社であり、埼玉県さいたま市に本社を置き、鹿児島県薩摩川内市に製造工場を有しています。創業から53年が経過する中で、同社は「創業から300年継続する会社」という明確な目標を掲げ、日々誠心誠意取り組んでいます。その背景には、日本の中小企業が果たすべき役割と、額縁の歴史が深く関わっています。
額縁の重要性
額縁は単なる装飾品ではありません。建築との関係が深く、古代の宮殿や教会の壁には宗教的な絵画などが描かれていました。これらの作品は、神仏との交流の場として重要な役割を果たしていました。やがて、鑑賞者が移動できるよう、絵画は持ち運び可能な板や布に描き付けられるようになりました。この過程で、絵画やレリーフは独立した芸術作品となり、それを飾るための額縁が求められるようになったのです。
額縁の需要が大きく高まったのは、1347年から1351年にかけて西欧を襲ったペストの影響が大きいと言われています。信仰心の強い人々は、家庭内にマリアの聖像を飾るようになり、額縁の需要は急速に拡大しました。このように、歴史の変遷によっても額縁は重要な役割を果たしてきました。
中小企業の存在意義
新型コロナウイルスの影響でアメリカでは多くの人が職を失っています。しかし、日本では従業員を家族のように考える中小企業経営者が多く、この危機を乗り越えようとしています。日本政府も補助金を通じて中小企業を支援しており、我々は「働く環境を提供し、税金を納め、一人ひとりの成長に貢献する」ことが求められています。
300年企業を目指して
武士の時代から続く日本の歴史において、最も安定した時代は江戸時代であり、徳川幕府は265年にわたって存続しました。この歴史を背景に、株式会社アルナの創業者たちは、立ち上げた会社をさらに長く持続させたいと考えています。その夢の実現に向けて、規模に関わらず明確な目標を持って歩んでいます。それが、創業家が抱く「300年」という長期的なビジョンなのです。
現在の製品開発
額縁の用途は多岐にわたります。表彰状や絵画を飾ることだけに留まらず、株式会社アルナは日本で初めて量産化に成功したユニフォーム用の額縁や、押し花用に特別な厚み調整をした額縁など、様々な新しいアイデアを盛り込んだ製品の開発にも力を入れています。100年後には、今とは異なる額縁を作ることができるでしょう。
今年で創業53年目を迎える株式会社アルナは、247年後に後輩たちがどのような製品を展開し、社会に貢献しているのか、とても楽しみです。創業の精神を受け継ぎ、さらなる成長を目指して邁進していく決意です。
「April Dream」は、4月1日に企業の夢を全国に発信するプロジェクトです。多くの企業がこのプロジェクトを通じて実現したい夢を語っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 アルナ
- 住所
- 埼玉県さいたま市緑区大崎2562-26
- 電話番号
-
048-878-4811