ファンドイメージの変化
2024-12-26 16:09:51

未上場企業経営者のファンドに対するイメージが向上、成熟した経営の選択肢に

最近、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社が未上場企業の経営者を対象に行った調査によると、ファンドに対するイメージが大きく改善していることが明らかになりました。この調査は、過去にM&Aを検討した経験のある経営者105人を対象に行われ、結果は2024年11月に発表されました。

調査の概要


調査名は「経営者のファンドに対するイメージ定点比較調査」で、IDEATECHの「リサピー®︎」を用いたインターネット調査です。2024年11月5日から11月18日まで実施され、結果は2024年2月に行われた同調査の結果と比較されました。この調査の目的は、未上場企業の経営者がファンドに対してどのようなイメージを持っているかを把握することです。

調査結果のハイライト


調査によると、未上場企業経営者の53.3%が「ファンド」に対して良いイメージを持っており、この数値は2024年の調査に比べて3.9%増加しています。ポジティブな理由として「企業を再生させるイメージ」が64.3%と最も多く挙げられましたが、それと同時に、約60%の経営者が「利益至上主義のイメージ」を抱いていることも浮き彫りになりました。

PEファンドの認知と事業承継への関心


PEファンドについては42.9%の経営者が認知しており、その中の93.3%がPEファンドによる事業承継についての情報を得ています。面白いのは、そのうち約70%がPEファンドへの事業承継に興味を持ち、その理由として「豊富な経営資源を活用できる」と答えた点です。

M&A仲介会社の支援の重要性


また、64.8%の経営者がファンドへの事業承継を行う際、M&A仲介会社の支援が必要だと考えています。この理由として多くの経営者が「専門的なアドバイスが得られるから」と「企業価値の算定や交渉が有利に進む理由」を挙げています。

PEファンドがもたらす可能性


2024年はPEファンドが買い手となるM&Aが過去最多を記録。この中で、PEファンドは資本力や経営ノウハウ、人材のネットワークを活用し、後継者不在の企業にとって非常に大きなサポートを提供します。特に中堅・中小企業にとっては、PEファンドとのM&Aが事業成長の重要な選択肢となるでしょう。

結論


ファンドに対する経営者のイメージが変わりつつある中で、調査結果は事業承継の観点からファンドの重要性を再認識させるものとなりました。未上場企業の経営者には、これからさらなるファンドへの理解を深め、効果的な経営資源の活用を検討する機会が増えることでしょう。


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会社情報

会社名
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
住所
東京都中央区八重洲2-2-1東京ミッドタウン八重洲セントラルタワー36階
電話番号
03-6770-4305

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