霧島国立公園の公式ガイド
2024-07-02 09:24:09

霧島神宮は「噴火しないでくれ」とは祈らない。霧島錦江湾国立公園の公式オーディオガイドがリリース

霧島神宮は「噴火しないでくれ」とは祈らない。霧島錦江湾国立公園の公式オーディオガイドがリリース



株式会社on the tripが、環境省 九州地方環境事務所 霧島錦江湾国立公園管理事務所と共同で、霧島錦江湾国立公園の公式オーディオガイド「霧島錦江湾国立公園」をリリースしました。

このオーディオガイドは、霧島錦江湾国立公園の地理的な歴史、文化的な背景、地元住民からの伝承などを紹介し、単なる観光地としての情報だけでなく、深い歴史と文化に触れることができる内容となっています。

霧島神宮と噴火の関係



霧島連山は、標高が高く雨が多いことから霧が発生しやすい地域です。遠くから見た際に、霧の上に島が浮かんでいるように見えたことから「霧島」と呼ばれるようになったとされています。

しかし、霧島は火山であり、これまでに何度も噴火を繰り返してきました。霧島神宮も噴火の影響を受け、移転を余儀なくされてきました。しかし、霧島神宮の祈りの言葉には「被害を最小限に抑えてほしい」という願いはあっても、「噴火しないでくれ」という祈りは存在しません。

これは一体なぜなのでしょうか?

オーディオガイドでは、この謎について、霧島神宮の歴史や文化、そして人々の信仰とのかかわりを通して解説しています。

天孫降臨神話の舞台、つながれた記憶を辿る



霧島は、日本の建国神話である「天孫降臨」の舞台としても有名です。

太陽の神・天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に地上界を治めるよう命じました。瓊瓊杵尊は、三種の神器と稲穂を手に、お供の神々を従えて地上に降り立ちました。これが「天孫降臨」と呼ばれる神話です。

瓊瓊杵尊が最初に降り立った場所が「高千穂」とされ、霧島神宮には、瓊瓊杵尊とその子孫が祀られています。

霧島には大小20以上の火山がひしめき合い、霧に浮かぶ島、険しい山並み、巨大な火口湖、立ち上る噴煙など、見る者を圧倒する壮大な景色が広がっています。人々は、このような風景から「ここは神々の世界に違いない」と感じ、天孫降臨神話の舞台として崇めたのかもしれません。

オーディオガイドでは、瓊瓊杵尊が霧島に降り立った際に何を思ったのか、そしてどのようにこの地を治めたのか、そんなことを想像しながら、霧島の歴史をたどることができます。

霧島錦江湾国立公園の公式オーディオガイドで、深まる旅の体験



このオーディオガイドは、観光情報誌だけでは味わえない、霧島がつないできた記憶に触れる旅へとご案内します。

霧島の雄大な自然、歴史、文化、そして人々の暮らし。これらの要素が複雑に絡み合い、独特の景観と文化を形成してきた霧島錦江湾国立公園。

この公式オーディオガイドを通して、あなたも霧島という土地の深みや魅力を再発見してみませんか?

オーディオガイドの活用、観光のDX化



株式会社ONTHE TRIPは、日本の文化財の魅力をデジタルでアップデートしたいと考えています。

各地の歴史や文化を丁寧に取材し、映画や小説のような感動的なストーリーを紡ぎ出すオーディオガイドを制作することで、観光客の理解を深め、旅の体験を豊かにしたいと考えています。

現在、ONTHE TRIPでは、オーディオガイド導入を希望する施設や自治体を募集しています。

日本の文化遺産の魅力を、デジタルを通して世界に発信していきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

トピックス(旅行・催事)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。