学生ベンチャーの新たな挑戦
東京・東久留米市に本社を構える株式会社きみとなりが、学生と協力してスキンケアおよび食品の開発を行っています。この新たな取り組みは、自由学園最高学部の学生が中心となり進められ、設立からわずか1年で10以上の製品を世に送り出しました。
しるくのもとブランドの誕生
このたび同社が発表したのは、"しるくのもと"という新しいスキンケアブランドです。このブランドのテーマは「心まで沁みわたり、癒しをあたえるスキンケア」であり、マグワ葉エキスを主成分としたアイテムを展開します。
開発を主導するのは福知山公立大学の濵本菜那さん(20)。彼女は約10アイテムの開発に携わっており、マグワ葉エキスは皮膚を保護する効果があります。また、この葉の原料は、かつて養蚕業が盛んだった京都府綾部市に本社を持つグンゼ株式会社から供給されています。
地元との強力な連携
京都府福知山市の"NEXT産業創造プログラム"にも参加し、地元の学生と共に商品開発を行っています。この取り組みでは、地元の特産物を取り入れ、地域活性化を図ることが大きな目的の一つです。
株式会社きみとなりは、ブランドのロゴやパッケージのデザイン、さらにはPRの支援を手掛けており、学生たちが自らのアイデアを具現化するための体制を整えています。また、クラウドファンディングを通じて、このブランドの立ち上げを支援するための資金を募集中です。
クラウドファンディングと魅力的なリターン
12月27日より、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて目標金額100万円を設定し、支援を呼びかけています。具体的には、デザイン費や販売ページ制作費に充てられる見込みです。リターンとしては、天然由来成分100%の洗顔フォーム、オールインワン美容液、泡ハンドソープ、さらには桑の葉を使用したハーブティーやサプリも用意されています。
このように、株式会社きみとなりの挑戦は、学生ベンチャー同士の新たなパートナーシップを生み出しながら、地域と共に成長を続けています。
学生たちが自らの手で未来の製品を作り出し、地域活性化に寄与する姿勢は、今後の産業界において大いに注目されることでしょう。 これからの"しるくのもと"の成長が楽しみです。