天野安喜子さんが『ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025』で大賞受賞
2024年11月30日に東京ミッドタウン・ホールで開催された「WOMAN EXPO 2024 Winter」とそれに併せて行われた「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」の表彰式が、大きな注目を集めました。
このイベントは、女性が活躍できる環境づくりを応援する「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の一環として、2014年にスタートし、今年で10周年を迎えました。
大賞に輝いた天野安喜子さん
大賞を受賞した天野安喜子さんは、宗家花火 鍵屋 十五代目であり、柔道五輪審判員としても活躍されています。
彼女は、男性が中心となる業界で両方の分野で成功を収めた実績が高く評価され、受賞に至りました。天野さんは、7歳の頃から花火師を志し、様々な挫折を乗り越え成長してきたことを振り返った上で、「どんな目標でも自分自身に悔いが残らないように生きたい」と力強く語りました。
天野さんの背中を押してくれる言葉として、「今、女性一人一人が輝ける時代だと思っています。勇気をもって一歩踏み出していただければ、サポートしてくれる人が必ずいると思います」といったメッセージを発し、参加者たちにも響きました。
日経WOMAN特別賞受賞の北口榛花さん
特別賞にはパリ五輪女子やり投げにて金メダルを獲得した北口榛花さんが選ばれました。彼女は「フィールド種目での女子金メダル獲得は難しい」という固定観念を打破し、豊かな経験をもとに独自の視点からその秘訣を語りました。彼女の言葉には、競技を選んだ本来の動機がモチベーションの原点であるとの考えが表れており、多くの女性にとって勇気を与える内容でした。
多彩なセミナーと展示会
展示会場では、スタンプラリーやセミナーも盛況に行われました。イラストエッセイスト、犬山紙子さんや、料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんなど著名な参加者たちが登壇し、多岐にわたるテーマで知見を共有しました。「キャリア10年目の壁を超える方法」や「精神的健康をサポートする方法」、さらには「資産形成」を学ぶセミナーも開催され、参加者たちに多くの学びと気づきを提供しました。
2025年を見据える
次回の「WOMAN EXPO 2025」は2025年6月7日に渋谷ヒカリエで予定されています。今後の開催に向けて、女性たちがこのイベントを通じてさらに多くのチャンスを得られる場となることが期待されています。天野さんや北口さんをはじめ、様々な分野で活躍する女性たちの姿が、次世代を担う女子たちの夢を後押ししています。
このように「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、女性たちがその活躍に光をあて、輝く瞬間を共有する素晴らしい場であるとともに、来年のさらなる成長と挑戦を誓い合う機会でもあります。