YUGEN Galleryで辰巳菜穂の新しい風景画展が開催決定！

YUGEN Galleryで辰巳菜穂の新しい風景画展が開幕

東京都港区南青山にあるYUGEN Gallery（KD南青山ビル4F）では、2023年11月22日から辰巳菜穂の個展が開催されます。筑波大学で建築を学び、イラストレーターとしてのキャリアを経て、2017年から画家として本格的に活動を開始した辰巳菜穂。今回は、彼女独自の視点で描かれた風景画が展示され、訪れる人々を新たな世界へと誘います。

辰巳の作品は、Googleストリートビューから抽出した画像を基に、複数の角度から撮影されたカットを組み合わせることで再構築されています。このプロセスにより、作品はただの風景を超え、奥行きや広がりを感じさせる深い体験を提供します。彼女の作品は国内外のアートフェアにも出品され、注目を集めています。

「この世界は無限の選択肢をつなぎ合わせた偶然の上に成り立っている。その偶然性の密度を高め、新しい風景画に挑んでいきたい」と語る辰巳。この言葉からは、作品に込められた思いが伝わってきます。

デジタル空間におけるバグをモチーフにした作品では、偶然に生まれる色合いが重ねられます。看板や標識のように、通常は固定された意味を持つ要素が、作品の中ではまるで意味を失ったかのように表現されています。これにより、観る者はリアリティとは何か、自らのアイデンティティがどこにあるのかを問いかけられます。

本展は、YUGEN Galleryの年末を飾る展覧会でもあり、訪れる人々が辰巳菜穂の描く風景と向き合うゆったりとした時間を持つことができるでしょう。展覧会は、11月22日から12月15日まで開催され、入場は無料です。平日は13時から19時、土日祝日は13時から20時までオープンし、最終日のみ17時に終了します。

YUGEN Galleryについては、公式サイトもご確認ください。新しい風景画の世界をぜひ体感してください。独自の制作手法から生まれた作品を前に、あなたの感性を刺激されることでしょう。

開催概要