KFCが岡崎市でのこども食堂支援を開始
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(日本KFC)が、岡崎市の社会福祉協議会と連携し、こども食堂への食材提供活動を開始しました。これは愛知県で初めての試みとなり、地域社会における重要な支援の一環です。2025年7月1日より、タニザワフーズ株式会社と共同で、「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」をこども食堂に提供する予定です。
地域との協力
タニザワフーズは、岡崎市を拠点とするフランチャイズ企業で、地域のニーズに応える形で行動しています。今回の取り組みは、同市内にある3店舗(KFCアピタ岡崎北店、KFC岡崎北店、KFC竜美ケ丘店)の協力によって実現しました。
岡崎市社会福祉協議会の会長である太田俊昭氏は、食材提供が地域のボランティア活動を力強く支援するものであり、感謝の意を表しています。物価高騰によってこども食堂の運営が厳しくなっている今、KFCからの支援は特に貴重です。
地域の食文化を支える取り組み
タニザワフーズの代表取締役社長である谷澤公彦氏は、「おいしいフライドチキンをこども食堂に届ける取り組みは、食の機会が限られている方々にとって大きな価値がある」と強調しています。どのような料理にアレンジされ、子供たちが喜ぶ姿を楽しみにしているとのことです。さらに、岡崎から広がりを見せるこの取り組みが、愛知県全体や他地区にも波及することを期待しています。
日本KFCの社長、遠藤久氏は、「地域とのつながりを大切にし、その発展に寄与したい」とコメントし、この支援活動を重要視しています。食を通して子供たちに笑顔を届けることができれば、地域への貢献につながると考えています。
取り組みの流れ
提供される食材は、KFC店舗で丁寧に手作りした後、厳重に管理され、食堂へと届けられます。この支援スキームは国内において外食チェーンによる初の試みとなり、2019年から神奈川県横浜市を皮切りに、全国各地へと広がっています。今回の岡崎市での活動は14県目の展開となります。
タニザワフーズと地域社会が手を取り合うことで、すべての世代が活力を得られる地域作りが進むことが期待されます。