40代の仕事とリタイア後の資産状況
株式会社クロス・マーケティングが行った最新の調査によれば、40代の社員の多くが仕事に対する満足度に課題を感じつつ、リタイア後の資産計画に不安を抱えていることが分かりました。この調査は、2026年1月に全国の18歳から79歳の男女3,000名を対象に実施されたもので、参加者の仕事や人生設計に関する意識を探ることを目的としています。
仕事に対する満足度
調査結果によると、有職者全体の54%が仕事に「非常に満足」または「やや満足」と感じている一方で、40代の満足度は47%に留まっています。特に30代においては20%もの人が「まったく満足していない」と回答し、若い世代でも仕事への不満が高まっていることが伺えます。
仕事に対する満足の理由としては、給与や待遇、良好な人間関係、さらにはやりがいや成長の機会が上位を占めていますが、一方で不満の声も多く、業務の負担や仕事内容のミスマッチが指摘されています。これらの要因は働く意欲にも影響を及ぼしていると考えられます。
AI活用への意向
興味深いのは、仕事におけるAIの活用意向です。調査結果によれば、40代において特にAI活用の意向が高まり、「必要な時だけAIを活用し、自分の考えを重視したい」とする回答は22%に達しました。これは、仕事に対して自分の能力や創造性を発揮したいという意識を反映しています。
リタイア後の生活資金
リタイア後の生活資金に関する調査では、63%の回答者が「かなり不足している」または「やや不足している」と感じており、38%は特に「かなり不足している」と回答。特に30代から50代の層では4割以上が欠乏を感じているとされています。このような経済的不安は、リタイア後も働きたいと思う理由の一因です。
働きたい理由としては、「貯蓄や年金だけでは経済的に不安がある」「健康や体力を維持したい」「脳の老化を防ぎたい」という実利的な動機が上位にランクイン。さらに、70代の回答者が「社会とつながりたい」「生きがいを感じたい」といった精神的な理由を挙げている点も特筆すべきです。
終活への準備
「終活」についても調査が行われ、自身の人生の終わりを意識した準備が進められている傾向が見受けられました。特に「身の回りの品の整理」「銀行口座や保険の詳細の整理」「延命治療の意思表示」に関する準備を希望する回答が多く、将来に対する準備意識が高まっていることが分かります。
車の免許返納年齢
また、高齢者ドライバーの免許返納について尋ねたところ、「79歳までに返納すべき」と考える人は57%に達しました。この意見は、高齢者の安全運転に対する配慮を反映しているものと言えるでしょう。
この調査の結果から、40代は仕事に対する充実感を求める一方で、リタイア後の生活の不安を強く感じている世代であることが浮き彫りになりました。必要な対策を講じることで、より健康で安心して生活できる環境が整うことが期待されます。