Tomorrow Medicalとポーラメディカルがベトナムで医療連携を決定

2025年7月24日、Tomorrow Medical株式会社（東京）と株式会社ポーラメディカル（神奈川）は、ベトナムのハノイ医科大学及び国立中央皮膚科病院との間で、皮膚疾患に関する共同研究及び医療連携の推進に向けた基本合意を締結しました。この合意は、特にアジア圏における皮膚科学と美容皮膚科学の進展に寄与することを目的としています。

基本合意の内容

両社は、以下の3つのテーマで研究を進めることに合意しました。

1. 皮膚疾患に関する共同研究：特に白斑や老年性色素斑などの色素異常症に関する研究が中心になります。
2. 皮膚感染症に関する共同研究：感染症への対策を強化し、地域医療の品質向上を目指します。
3. 技術交流の促進：医療連携を通じて、両国間の人材交流や技術情報の交換も行います。

今後、具体的な計画を進め、2026年初頭から活動を実施する予定です。これにより、ベトナム国内における皮膚疾患の診療水準が向上することが期待されています。

提携医療機関の概要

ハノイ医科大学

ハノイ医科大学は1902年に設立されたベトナム最古の医学教育機関であり、国内で最も評価の高い大学の一つです。国家重点大学として、医学分野における幅広い専門講座や研究センターを持ち、その研究成果は国際的にも評価されています。特に、大学病院としての役割を果たしながら、地域医療や市民向け診療も行っています。

国立中央皮膚科病院

1954年に設立された国立中央皮膚科病院は、ベトナムでの皮膚科専門の病院として位置づけられています。診療だけでなく、研究や教育、国際連携も行い、国内外で高い専門性を誇ります。多くの専門センターを持ち、世界に通用する研究・医療を推進しています。

今後の展望

Tomorrow Medicalとポーラメディカルは、この連携を通じてベトナムの皮膚疾患に対する治療の質を向上させるだけでなく、アジア地域全体の医療システムの強化に寄与することを目指しています。また、今後も日本とベトナム間の医療機関及びヘルスケア事業者とのコラボレーションを進め、医療の質の向上を図る意向を示しています。