新たな補償オプションで安心を提供するハウスジーメンの取り組み

新築住宅の新たな保険オプション

株式会社ハウスジーメンは、このたび新築住宅向けのかし保険に新たな補償オプションを追加しました。国土交通大臣からの認可を受けて、2024年11月28日から全国の住宅事業者に向けて提供が開始されます。この新しいオプションは、共同住宅における「タイル剥落」と「塗膜」に関するリスクをカバーすることを目的としています。

外壁施工のリスクに特化した補償

タイル剥落補償

タイル仕上げの共同住宅では、外壁に使用されるタイルの施工方法が乾式工法であることが一般的です。これは湿式工法に比べて落下リスクが少ないとされていますが、それでも施工時の状況によってはタイルが落下する危険性が残ります。このため、ハウスジーメンは「タイル剥落補償」を用意しました。

この補償では、建物の外周部に施工されているタイルが落下した場合、その是正に必要な費用を補償します。具体的な支払限度額としては、500万円から2,000万円までの4つの選択肢があり、加算保険料もそれに応じて設定されています。また、追加の検査や提出書類は不要で、手続きも簡便です。

塗膜補償

もう一つの新しい補償オプションが「塗膜補償」です。これは、塗装仕上げの外壁に生じる塗膜の膨れや剥がれに加え、バルコニーや屋上の防水層のトップコートについても適用されます。これにより、共同住宅だけでなく、塗り壁やALCを採用した戸建住宅にも利用できるというメリットがあります。

塗膜補償も新築時の施工に対して適用されるため、施工後に発生した問題に対して必要な費用が支払われます。支払限度額は基本的に2,000万円で、こちらも追加検査や書類提出は不要です。

サポート体制の強化

ハウスジーメンは、これまでにも「リモート検査」と呼ばれる新しい形の検査システムを業界に先駆けて導入し、住宅事業者の業務支援に力を入れてきました。さらに、住宅事業者のニーズにこたえるべく新たなサービスや支援を展開し続けます。

このように、ハウスジーメンは住宅瑕疵担保責任保険法人として、法改正に伴う変化にも迅速に対応し、事業者が直面する課題への解決策を見つけるために尽力しています。

会社概要

ハウスジーメンの本社は東京都港区に位置し、2000年に設立されました。資本金は300,400,000円で、事業内容としては住宅瑕疵担保責任保険業務や住宅性能評価業務があります。また、国土交通大臣によって指定・登録された保険法人であり、様々な制度に基づいた業務を行っています。

今後、ハウスジーメンはさらなるサービスの充実を図り、住宅事業者や消費者にとっての安全で安心な住環境の提供を目指し続けます。