JCI JAPANが実施した広島・東京研修の報告と次世代へのメッセージ

JCI JAPANの広島・東京研修の報告

公益社団法人日本青年会議所（日本JC）は、2025年7月25日から31日まで「JCI JAPANグローバルユース国連大使2025」としての活動の一環で広島と東京での研修を開催しました。この研修には、日本とドイツからの中高生が参加し、第二次世界大戦の終戦から80年を迎える節目の年に、戦争の歴史を学び、恒久的な世界平和の実現に向けた自分たちの役割を考える機会としました。

JCI JAPAN グローバルユース国連大使とは

このプログラムは、2017年からスタートした青少年育成プロジェクトであり、国内外の研修を通じて国際的な視野を持った未来のリーダーを育成することを目的としています。2025年には恒久的世界平和をテーマに、海外からの学生との相互派遣を実施しています。この年、ドイツ青年会議所の協力の下、日本とドイツの学生が協力して研修を進めることとなりました。

広島・東京研修の概要

研修の期間中、参加者たちは以下のプログラムに参加しました。

- Day1: 東京から広島に移動し、ウェルカムパーティーで交流をスタート
- Day2: オリエンテーションとグローバルピースサミットに参加
- Day3: 原爆ドーム見学と平和記念資料館の訪問、被爆体験者による講話
- Day4: 厳島神社での平和学習
- Day5: ドイツ連邦共和国大使館での異文化理解に関する講話、東京スカベンジャーハント
- Day6: 平和教育の重要性についてのディスカッションとグループ発表
- Day7: 成田空港にてドイツの学生を見送りました。

この中で、参加者は様々な体験を通して平和の尊さや異なる価値観に触れることができました。特に、原爆ドームや平和記念資料館での訪問は、戦争の悲惨さを実感する貴重な機会となりました。参加した日本の学生たちは、被爆体験者の言葉に強く心を打たれ、「愛の心を持って生きてほしい」というメッセージに感銘を受けていました。

学生たちの感想

広島・東京研修に参加した学生たちは、多くの感想を寄せました。「平和は誰かが作るものではなく、自分たちが作っていくものだと実感した」「人を思いやることが平和に繋がると感じた」など、個々の経験を通じて深まった理解が見て取れました。特に価値観の違いに遭遇した場面や、グループディスカッションでの多様な意見交換から、学生たちは新しい視点を得ました。

今後の展望

JCI JAPANのグローバルユース国連大使たちは、次回8月にはドイツ研修を予定しています。また、11月にはチュニジアで開催されるJCI世界会議に参加し、彼らが得た知見と提案を世界に発信することとなります。このような国際的な交流を通じて、若者たちが恒久的世界平和の実現に向けて行動する姿勢を身に付けていくことが期待されます。

各種SNSでも積極的に活動が発信されていますので、ぜひフォローし、彼らの活動に注目してください。特にインスタグラムでの情報提供が行われていますので、興味のある方はぜひご覧ください。