地方鉄道×地方創生 ビジネスプランコンテストの開催
産経新聞社が主催する「地方鉄道×地方創生 ビジネスプランコンテスト」が開催され、地方鉄道の課題解決や活性化に向けた斬新なアイデアを提案するチャンスとなります。本コンテストは、大学生や高校生を対象にしたもので、作品の応募が期待されています。
コンテストの概要
このビジネスプランコンテストでは、参加者は「大学・専門学校」と「高校・高等専門学校」の2つの部門に分かれて競います。各部門の優勝チームには、それぞれ30万円の賞金が授与されます。応募は、8月29日(金)必着です。
提出された作品は書類審査を通過した後、11月26日から29日にかけて千葉市の幕張メッセで行われる「第9回鉄道技術展2025」の最終日、29日(土)に行われる決勝大会でプレゼンテーションが行われます。
参加資格と審査方法
コンテストへの参加は、決勝に進出するメンバーが必ず現地の幕張メッセに来場することが条件です。特に「大学・専門学校」部門では、上位3チームと観客の投票で選ばれた1チームの計4チームが、最終プレゼンテーションに進出することができます。一方、「高校・高等専門学校」部門は書類選考のみで優勝チームが選定され、その後の決勝大会で自らのアイデアを発表します。
鉄道技術展とその意義
「鉄道技術展」は、2年に1度開催される国内唯一の総合見本市であり、鉄道および交通システムのさまざまな技術や製品が一堂に集まります。前回の開催(2023年)では、569社の鉄道関連企業が出展し、約3万5000人の来場者を集めました。このイベントでは、地方鉄道が参加する「地方鉄道応援プロジェクト」も実施され、オリジナルグッズの販売や観光PRが行われました。
人材マッチング企画
今回は初めての4日間開催となり、最終日には「鉄道業界探求フェア」が行われます。このイベントでは、鉄道関連企業と就職を希望する学生をつなぐための各種プログラムが用意されています。業界研究セミナーや会社説明会、見学ツアーなど、様々な形で鉄道業界への理解を深める機会が提供されます。
地方鉄道の利用者減少問題に直面する中、大学生や高校生の独創的なアイデアがそれらの課題に光をもたらすことが期待されています。このビジネスプランコンテストを通じて、地域の活性化と鉄道業界全体の振興に向けた新たな道が切り開かれることを願っています。詳細情報は公式サイトで確認できます。