プロロジス、新しいインキュベーション施設をオープン
物流不動産業界のリーダー、プロロジスが東京都墨田区押上にインキュベーション施設「inno-base TOKYO-OSHIAGE」を新たにオープンしました。この施設は、地域のスタートアップ企業や大手企業とのコラボレーションを促進し、新たな価値創出を目指して設計されています。
増加するニーズに応える仕組み
「inno-base TOKYO-OSHIAGE」は、高まるインキュベーション施設への需要に応じて開設されました。以前、茨城県つくば市にオープンした「inno-base TSUKUBA」は、開設1年半で首都圏のスタートアップ企業10社が入居するなど、多くの注目を集めていました。この成功を受けて、今回の新拠点の開設が決定しました。
新施設では、さらに支援企業のネットワークを首都圏から全国へ広げることが目標です。入居者はシェアオフィスや専用ブースを利用できるだけでなく、既存の「inno-base TSUKUBA」の実証実験エリアやシェア倉庫をフル活用できる体制が整っています。これにより、大手企業やスタートアップ企業の協業を促進し、企業の成長を支援します。
旧浴場を利用したユニークなオフィススペース
「inno-base TOKYO-OSHIAGE」では、過去に物流スタッフ向けの大浴場として利用されていた空間をオフィスに再生しました。新しい施設は、古い名残りを忍ばせながら、現代的なオフィス環境を実現しています。入口にはプロロジスのオリジナル暖簾が掲げられ、旧浴場の名残と新たなオフィスの融合が美しく表現されています。
コワーキングスペースとして再利用される脱衣所は、ミラーの意匠を取り入れた壁面オブジェや、シャワーヘッドを模したライトで装飾されています。さらに、浴場として利用されていた場所には、浴槽の形状を活かしたワークブースが設けられています。
新たな価値を創出する環境づくり
この施設は、企業の実証実験や新製品の評価に対応できるよう、さまざまな設備が整えられており、ビジネスにおける新たな可能性を開く場所となることを目指しています。また、快適な作業環境が維持されているため、入居者は心地よく業務に集中できる環境が整備されています。
「inno-base TOKYO-OSHIAGE」は、プロロジスが目指す新しい価値創造の場として、今後の発展が期待されます。