新型コロナウイルス対策に向けた新たな挑戦
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行は、私たちの生活様式や経済活動に大きな影響を与えています。特に、ウイルス感染の広がりに対抗するためには、手指の除菌や空気感染防止対策が急務です。このような状況下で、別府温泉の研究所から新しい除菌剤が発表されました。
除菌剤の市場環境
新型コロナウイルスの影響により、日本国内では消毒用エタノールをはじめとした除菌剤が非常に入手しづらくなっています。厚生労働省が医療機関への供給を優先する中、店舗営業を再開するには確実な感染症対策が必須です。そこで、効率的な「清掃・消毒」「換気」「接触感染・飛沫感染の防止」のための強力な除菌剤が求められています。
このような背景を受けて、別府温泉の研究所が新たに開発したのが「SARABiOハンドクリーン71」という製品です。
SARABiOハンドクリーン71とは
「SARABiOハンドクリーン71」は、高いアルコール濃度である71%を誇り、手指の除菌を目的としています。主な成分としてイソプロパノール、水、グリセリン、エタノールの他、特許成分である緑藻エキスを含んでいます。この緑藻エキスは抗炎症作用があり、除菌後の肌への負担を軽減するために配合されています。
製品情報
以下が製品のラインナップと価格情報です。
- - 200mL / 1,000円(税抜)
- - 250mL / 1,250円(税抜)
- - 500mL / 2,500円(税抜)
- - 1L / お問い合わせください
- - 4L / お問い合わせください
この除菌剤は介護施設や医療機関、小売店など、営業を再開したいが除菌剤が足りず困っている企業向けにまず供給され、その後一般向けにも販売展開がされる予定です。
企業としての社会貢献
株式会社SARABiO温泉微生物研究所は、「温泉を通じて多くの方の美容と健康に貢献したい」とのビジョンのもと、温泉藻類研究を行うバイオテクノロジーメーカーです。2015年には新種藻類の「温泉藻類®RG92」に対し特許を取得し、温泉の効能を科学的に証明してきました。
研究所では、自然派バイオテクノロジーやナノ技術を駆使したさまざまな研究を行っており、多くの企業に向けて化粧品OEMの製造を手がけています。
まとめ
新型コロナウイルス感染症がもたらした厳しい状況の中、注目を集める「SARABiOハンドクリーン71」。その開発は、別府温泉の強い思いと共に地域経済の再活性化に寄与するものです。これからの時代に必要な感染対策の一助となることが期待されています。今後の展開にも注目が集まります。