新たな安心を提供する"ウィフィー"
アマランス合同会社が手掛ける業務用Wi-Fiサービス「ウィフィー」は、2025年8月から新たな機能を加えた「忘れ物発見サービス」をスタートさせます。このサービスは、NEARIZE株式会社が開発した紛失防止タグ「マモリオ」と連動しており、貴重品をBluetooth Low Energy(BLE)信号を活用して、近くにいるお店のウィフィーがその所在を検知し、持ち主がスマホアプリで位置情報を確認できる仕組みです。
マモリオとの連携
マモリオは、紛失を防ぐための電子タグとして有名ですが、ウィフィーとの連携により、その利便性がさらに向上します。このBLE信号を受信できるマモリオタグを持つ貴重品がウィフィーの電波が届くエリアに入ると、自動で検知されます。持ち主は専用アプリでアイテムの位置をリアルタイムで確認できるため、落とし物を見つけやすくなります。
安全性を追求したウィフィーの機能
ウィフィーはもともと「業務用Wi-Fiの安全で安定した接続」「フリーWi-Fiの安全で公平な公開」を実現するために設計されていますが、今回のマモリオとのサービス統合により、店舗周辺に「BLEによる見えない安心」を提供することができるようになります。これにより、地域全体のセキュリティが向上し、ウォーターフロントのような商業エリアでの安心感を高めることが期待されています。
契約窓口や購入方法
この忘れ物発見サービスを利用するには、ウィフィーの契約窓口から申し込みが必要です。契約はtance株式会社のtance mallを通じて可能で、セキュリティキットやモバイルキットに基づいてサービスを利用できます。また、一般消費者向けには、マモリオ公式ストアから紛失防止タグが購入できます。
エンタープライズ市場での展望
アマランス合同会社は、ウィフィーの新機能を企業向けにも応用する計画を持っています。BLE受信機能を利用することで、企業が持つ資産の追跡や管理を行うためのサービス展開も視野に入れており、法人ニーズに応える新たなソリューションを提供していく予定です。
このように、ウィフィーとマモリオの連携は、消費者だけでなく、様々なビジネスシーンにおいても多大なメリットをもたらすことが期待されています。これからの通信技術の進化により、より便利で安全な社会が実現することに大いに期待が寄せられます。