京都で社会的課題に挑む「BEYOND2025」新たな挑戦の始まり

先日、京都リサーチパーク株式会社（KRP）、株式会社taliki、京都市が共同で、2025年に開催される日本最大級の社会起業家向けカンファレンス「BEYOND2025 －再分配のはじまり－」についての記者会見を行いました。この発表は、新たに設立される実行委員会が中心となり、社会的課題へのアプローチを強化するための一歩です。

共同記者会見の様子

会見には、KRP代表の浅野貢男氏、taliki代表の中村多伽氏、京都市長の松井孝治氏が登壇し、それぞれの期待や意気込みを語りました。松井市長は、持続的なネットワークの構築による社会課題解決の重要性を強調し、中村代表はtalikiの設立経緯や新しい取り組みに対する期待を述べました。また、浅野代表はKRPの役割について、特に社会的課題に対する取り組みを紹介し、多様なセクターをつなげることの意義を強調しました。

BEYOND2025の新たな取り組み

記者会見では、今年のBEYONDに向けた4つの新しい取り組みが発表されました。具体的には、全国4都市でのプレイベントの開催、社会起業家や中高生の無料招待、非営利法人向けの「応援チケット」制度の導入、参加者によるサイドイベントの実施が含まれます。このような取り組みを通じて、世界中から集まるプレイヤーたちが共に成長できる場を提供することを目指しています。また、松井市長の登壇決定も発表されました。

BEYONDとは

「BEYOND」は、社会課題解決に向けた活動を支援するために設けられたカンファレンスで、2018年から毎年開催されています。これまで8回の開催を通じて、累計2500名以上がこの場に参加し、社会起業家や行政、企業、投資家など多様なバックグラウンドを持つ人々が一堂に会し、知識や視点を共有しています。

このカンファレンスは、誰かが正解を提示する場ではなく、様々な立場の参加者が共に考え、支援し合う貴重な機会です。社会をより良くしたいという思いを持ったすべての人々のための、新しい出会いやイノベーションの温床となることを目指しています。

BEYOND2025 開催概要

開催日時は2025年10月3日（金）から4日（土）までの二日間、京都リサーチパークで行われます。チケットの購入は、社会起業家、学生、一般、投資家向けに各種用意されており、詳細は公式サイトでご確認ください。

今回のカンファレンスには、株式会社AiCAN、一般社団法人インパクトスタートアップ協会、公益財団法人Soilなど、数多くのゲストが登壇予定です。