Bassetが資金調達
2019-09-18 08:00:15

株式会社Basset、Coral Capitalから5,000万円の資金調達を実施した背景と今後の展望

株式会社Bassetが資金調達を実施



最近、RegTechスタートアップである株式会社Bassetが、Coral Capitalから5,000万円の資金調達を行ったことが明らかになりました。この資金は、同社が掲げる「Visualizing On-chain Insights」というミッションに基づき、ブロックチェーン取引の可視化をより進化させるための基盤となります。

株式会社Bassetの概要


Bassetは、仮想通貨交換業者や行政機関、さらには警察・司法機関などを対象に、ブロックチェーンの取引分析および監視のソリューションを開発しています。創業メンバーは国内の仮想通貨交換業者として有名なbitFlyer出身で、業界の知識と経験を活かし、サービスを提供しています。

仮想通貨の現状と規制の強化


仮想通貨はその自由な送金の利便性から注目を集めていますが、同時に悪用されるケースも増え、マネーロンダリングや違法取引の抑制を求める声が高まっています。これに対し、金融活動作業部会(FATF)は、暗号資産サービスプロバイダーに対してマネーロンダリング対策を強化するように求めるガイドラインを策定しました。

特に、取引所においては厳格な本人確認(KYC)だけでなく、顧客が行う取引に対するリスク評価(KYT)が日々の運用に必要となります。しかし、KYTは取引毎に行わなければならず、多くのデータを迅速かつ効率的に処理することが求められます。手動でのモニタリングは非常に困難であるため、Bassetの提供するソリューションが重宝されています。

Bassetの取り組みとサービス


Bassetのソリューションは、このKYTの対応ニーズを満たすものであり、仮想通貨取引のリスクを管理・分析し、より厳格なコンプライアンスを実現します。このような取り組みにより、ユーザーが安心して取引できる環境を提供し、暗号資産市場の健全化にも寄与します。

代表的なメンバー紹介

BassetのCEOである竹井悠人は、東京大学を卒業し、bitFlyerではCISOおよびブロックチェーン開発部長として活躍してきた経歴があります。また、取締役や共同創業者には、bitFlyerでの豊富な経験を持つメンバーが揃っており、各自がそれぞれの専門領域で実力を発揮しています。

  • - 竹井 悠人(CEO): 比較的新しい技術にも精通し、過去にはモバイル特化のスケジューリングプラットフォームの開発を行い、スタートアップ事業を経験した。
  • - 原 一史(取締役): iOSエンジニアとして、暗号資産取引システムのアプリ版bitFlyer Lightningを開発した。
  • - Aya Walraven(取締役): ビットコインの黎明期から活動し、多数の暗号資産プロダクトに関わっている。
  • - 林 広和(取締役CFO): 経理分野における豊富な経験を持ち、暗号資産における会計処理の確立にも寄与。

今後の展望


株式会社Bassetは今回の資金調達を受けて、更なるサービスの充実と、新しい技術の開発に取り組むことが期待されています。仮想通貨の利用がますます広がる中、Bassetがその領域でのリーダーシップを発揮し、安全で透明性のある取引環境の確立に貢献することが期待されます。

公式ウェブサイト: Basset Inc.

本件に関するお問い合わせは、株式会社BassetのPR担当までメールでご連絡ください。
E-mail: [email protected]

会社情報

会社名
株式会社Basset
住所
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー
電話番号

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