横浜市の小中学生対象「おしゃべり会」でお金の学びを深めよう

横浜市神奈川区生活支援課が主催する「おしゃべり会 for KIDS 夏休み特別企画」が、2023年8月18日に開催されました。このイベントは、地域の小学生と中学生を対象に、ライフスキルの一環として「お金の取り扱い」について学ぶ機会を提供するものでした。講師として招かれたのは、一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所のカウンセリングセンター長である有田宏美氏です。

お金との上手な付き合い方

今回の講演では、「お金のトリセツ～お金との上手なつきあい方～」というテーマが設定されました。これは、日常生活で必要不可欠なお金を、どう上手に扱うかを学ぶための内容です。

1. お金は生活の一部

まず、有田氏はお金がどれほど身近なものであり、生活にどれほど必要不可欠であるかを子どもたちに伝えました。無計画なお金の使い方は、後にトラブルを引き起こすことになる可能性があり、しっかりとした意識を持つことが重要です。

2. 欲しいものリストの作成

次に、子どもたちは「欲しいものリスト」を作成しました。これにより、お金を得ることの難しさや、得たお金をどのように管理・利用するのかを実感することができました。このプロセスを通じてお金を大切に扱う意識を育むことが目指されています。

3. 闇バイトの危険について

また、今や社会問題にもなっている「闇バイト」に関する話もありました。高校生が逮捕される事例を引き合いに出し、簡単に高収入を得られるという甘い誘いに乗ってしまう危険性や、個人情報を安易に提供しない重要性が語られました。このような危険な誘いには近寄らないという意識の重要性が強調されました。

4. おこづかい帳の活用

さらに、当法人が作成した「1週間おこづかい帳」を使用することによって、実際にお金の管理方法を学ぶ時間も設けられました。この実践的なアプローチを通じて、子どもたちは自身でお金を計画的に管理する力を身につけることができました。

5. お金の学びが未来を守る

最後に、有田氏は「お金のことを学ぶことは、自分の未来を守るだけではなく、周りの大切な人を守ることにもつながる」と締めくくりました。このセッションを通じて、参加者たちはお金の大切さとその扱い方について深く考えるきっかけとなったことでしょう。

講演の後のフォローアップ

講演後には、参加者から多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。このようなイベントは今後の成長や思考に大いに役立ちます。参加者たちには、今後もお金についての理解を深めるためのフォローアッププログラムの案内が予定されています。

このように、横浜市における「おしゃべり会 for KIDS」は、若い世代にとって必要不可欠な金融リテラシーの教育の場として、大変意義深い取り組みであると言えるでしょう。