ALSIが新たに提供開始した教育機関向けサービス
2025年4月8日、アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は教育機関向けの新しいクラウド型Webフィルタリングサービス、「InterSafe GatewayConnection ダッシュボードサービス」を発表しました。このサービスは、文部科学省が推進しているGIGAスクール構想の一環として、児童や生徒に配布されている端末のWeb利用状況を可視化することを目指しています。
Web利用状況の可視化がもたらすメリット
このダッシュボードサービスを利用することで、学校現場は児童や生徒がどのようなWebサイトにアクセスしているか、どのようなキーワードがよく使われているかをグラフやチャートで確認できます。この情報は学習方針の策定に活かされるだけでなく、持ち帰った端末に関する利用状況の把握にも役立ちます。たとえば、学習関連サイトへのアクセス率を学校別に比較することも可能です。
さらに、時間帯別の利用状況を分析することにより、深夜帯に端末を使用しているケースなどにも具体的に対応できるため、安全な学習環境の実現に寄与します。
教育現場のニーズに応える背景
文部科学省は、教育のデジタル化を進める中で、1人1台端末の活用を推奨しており、その利活用状況の可視化も求めています。ALSIは、このニーズに応じて教育機関が端末の利用状況を分析できるツールを開発しました。このツールは、GIGAスクール構想の下で教育機関が求めるKPI(重要業績評価指標)の達成にも貢献することが期待されています。
悪意のあるサイトから児童を守る機能
「InterSafe GatewayConnection」自体はマルチデバイスに対応した次世代Webフィルタリングサービスで、Windows、iOS、Android、Chrome OSといったさまざまなプラットフォームでも利用可能です。ユーザーは、場所や端末、ネットワークを問わず、すべてのWebアクセスを安全に管理できます。これにより、テレワークや学校の授業においても安心して端末を使用することができます。
今後の展望
ALSIは、今後も教育機関をサポートするため、デジタル環境における課題解決に貢献していく方針です。教育現場におけるデジタルツールの重要性が高まる中、同社の提供するサービスはますます重要になるでしょう。教育現場のニーズに応じた新たなソリューションの開発にも期待が寄せられています。
会社概要
アルプス システム インテグレーション株式会社は、1990年に設立され、グループ会社であるアルプスアルパイン株式会社の強力なバックアップにより、さまざまなデジタルソリューションを提供しています。これまで培った技術を活かし、AI、IoT、セキュリティといった領域でも革新的なソリューションを展開しており、企業の競争力向上に寄与しています。今後の展開にも目が離せません。