ダイビル、米PropTech VCのMetaProp Ventures 4号ファンドに出資決定

ダイビル、米PropTech VCのMetaProp Ventures 4号ファンドに出資

大阪を拠点とする不動産会社、ダイビル株式会社が、アメリカ合衆国で活躍する不動産テクノロジー（PropTech）に特化したベンチャーキャピタル、MetaProp Venturesの4号ファンド「MetaProp Ventures Ⅳ」への出資を決定したと発表しました。

この出資は、ダイビルと、商船三井のコーポレートベンチャーキャピタルであるMOL PLUS株式会社との連携によるものです。両社はMOL PLUS社内に設置されたダイビルデスクを通じて投資活動で協力しており、今回のMetaProp Ventures Ⅳへの出資も共同で検討、決定に至りました。

MetaProp Venturesは、2015年にニューヨークで設立されたPropTech専門のVCです。これまでに175社以上の不動産関連テクノロジー企業に投資しており、米国で最も多くのPropTech企業への投資実績を誇ります。

MetaProp Ventures Ⅳは、北米と東アジアを主な投資対象地域としており、日本国内では既に複数の企業に出資しています。ダイビルと商船三井グループは、今回の出資を通じてMetaPropおよびその投資先企業との連携を強化することで、既存不動産事業の高度化や新規事業の創出を目指すとしています。

今回の出資のポイント

PropTechへの積極投資: ダイビルは、不動産業界におけるテクノロジー活用の重要性を認識し、積極的にPropTech領域への投資を進めています。今回のMetaProp Ventures Ⅳへの出資は、その戦略の一環と言えます。
商船三井グループとの連携: 商船三井グループとの緊密な連携により、投資判断の迅速化や投資先の選定、事業連携の促進などを図ることが期待されます。
新規事業創出への期待: MetaPropおよびその投資先企業との連携により、新たなビジネスチャンスの創出や既存事業の革新に繋がる可能性があります。
グローバルな視点: MetaProp Venturesは米国を拠点としながらグローバルなネットワークを有しており、ダイビルは今回の出資を通じてグローバルな視点を取り入れることが期待されます。

MetaProp Ventures Ⅳの概要

ファンド名：MetaProp Ventures Ⅳ
ファンド期間：2023年から10年間
ファンドサイズ：最大1億5000万米ドル
投資対象地域：北米、アジア
* 投資対象領域：不動産事業のサプライチェーン全体、および不動産利用者視点でのイノベーション

今後の展望

ダイビルと商船三井グループは、MetaProp Ventures Ⅳへの出資を通じて、不動産業界における技術革新を加速させ、より持続可能で革新的な不動産事業を展開していくことを目指しています。両社の今後の取り組みが、日本の不動産業界にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。