楽々ProcurementIIの進化
2025-10-22 15:21:54

分散購買の最適化を実現する楽々ProcurementIIの進化

分散購買の業務プロセスを最適化する「楽々ProcurementII」



住友電工情報システム株式会社は、購買管理システムの最新バージョン「楽々ProcurementII Ver.10.3」を2025年10月24日にリリースすることを発表しました。このバージョンでは、企業における分散購買の運用をより円滑に進めるため、多数の機能強化が行われています。

分散購買のメリットを最大化



分散購買とは、各部門が個々の購買権限を持ち、それぞれ独自に購買業務を行う方式です。この方式は中小企業では一般的ですが、大企業でも特定の条件下で利用されることが多くなっています。しかし分散購買には、業務の標準化が難しく、結果として購入価格が高くなるという課題もあります。

新たに強化された「楽々ProcurementII Ver.10.3」では、この分散購買の特徴を最大限に生かすため、以下の2つの機能が追加されました。

1. カタログ品の購入支援機能



カタログ品、または単価契約品の取引においては、各部署が個別に発注を行うと、標準化が難製品の単価にばらつきが生じることがありました。「楽々ProcurementII」では、代表的な購買部署が契約を一元管理することで、各部署が個別に発注を行う運用を可能にしました。これにより、購入費用の標準化が図れるだけでなく、各部署の負荷も分散されます。

2. スポット品購入の簡易化



スポット品の購入時には、各部署が独自に見積もりを取得し発注するスタイルが取られていますが、今回の新システムでは、発注依頼を行う際に代表部署と自部署の選択も可能です。この機能により、操作性が向上し、作業ミスの軽減につながります。

新しい導入モデル「楽々ProcurementII LE」



また、新たに提供される「楽々ProcurementII LE(Limited Edition)」は、特定の基本機能のみを提供することで、短期間かつ低価格で導入できるモデルです。このモデルはクラウド上でのみ提供され、発注件数が月間1,000件未満のお客様に適しています。通常の「楽々ProcurementII」よりも約半分の期間で導入できるため、スピーディーなスタートが可能となります。

日本の商習慣に適した機能



「楽々ProcurementII」は、購入依頼から見積もり、発注、検収までの購買業務全般をカバーした、本格的な管理システムです。日本の商習慣に即した驚くほど豊富な機能を持ち、業務の効率化やペーパーレス化に貢献しています。特に、社内のワークフローの整備や外部カタログとの連携、電子取引の導入が促進されており、製造業を中心に多くの業種で導入されてきました。

導入実績と今後の展望



2000年の発売以来、「楽々ProcurementII」は500社以上の企業に導入されており、幅広い業界で利用されています。今後も企業のニーズに応える形でさらなる機能強化を図り、購買業務の最適化を進めていくことが期待されています。

まとめ



住友電工情報システムが発表する「楽々ProcurementII Ver.10.3」は、分散購買のメリットを最大限に引き出しながら、集中購買の長所を融合することで、企業の業務プロセスを最適化するソリューションです。新しい導入モデルも登場し、発注業務の効率化がさらに進むことでしょう。ぜひ、今後の発展にご期待ください。


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会社情報

会社名
住友電工情報システム株式会社
住所
大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30
電話番号
06-6394-6751

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