名古屋のSDGs活動
2021-05-26 12:10:39
名古屋発!幼児によるSDGs貢献で未来をつくる取り組み
名古屋発!幼児によるSDGs貢献で未来をつくる取り組み
名古屋市を拠点とする株式会社グローブ・ハートは、運営する認可保育施設の一部で新しい取り組みを開始しました。それは、子どもたちが紙おむつを卒業する際に、保護者経由で卒業証書とオーガニックコットン製のフェアトレードパンツをプレゼントするというものです。子どもたちが紙おむつを卒業することで、自然とトイレ利用の習慣が身に付き、また、環境への配慮も養うことができます。
世界への影響
しかし、この取り組みの目的はそれだけではありません。日本国内の子どもたちが紙おむつを卒業するたびに、グローブ・ハートは「紙おむつ卒業の数」×110円を新たなトイレの設置に寄付します。トイレの不衛生さが原因で、毎日700人もの子どもたちが命を落としていることを知ったグローブ・ハートは、子どもたちに「環境に良い行動が世界に繋がる」ことを教え、SDGsの意識を高める機会を提供しています。
「紙おむつを卒業することで、資源の使用を減らすことができ、世界にトイレが必要な人々のために貢献できる」と子どもたちには明確に伝えており、自然とSDGsに対する理解を深めています。
ヒットでワクチン寄付も
さらに、北名古屋市にある北名古屋ドジャースは、「ヒットでワクチン」プロジェクトという新たな取り組みを始めました。このプロジェクトでは、公式戦や練習試合でヒットを1本打つごとに、ポリオワクチン1回分を世界中の子どもたちに寄付します。野球を通じて成長することが、同時に世界の子どもたちの健康支援につながるというコンセプトです。
このように、日常生活の中でSDGsに貢献できる活動を学生に提供することは、通常のイベント参加よりも大きな効果があります。園児たちにとっても、SDGsを学習する機会が限られているため、実践を通じた学びが得られることは大変貴重な体験です。
企画の背景
これらの取り組みは、SDGsに関するコンサルティングを行う株式会社ネクストエージが企画したものです。ネクストエージは大阪市に本社を構えており、SDGs活動の一環として、幼児の紙おむつ卒業をテーマにした「おむつばいばい」プロジェクトや、ヒットでのワクチン寄付に対する「ヒットでワクチン」プロジェクトを立ち上げています。
愛知県で初めて導入されたこの取り組みは、多くの子どもたちにとって有意義な体験をもたらしており、SDGsへの理解度をさらに深める助けとなるでしょう。
これらの活動を通じて子どもたちが自主的に環境問題や国際問題について考える姿勢を持つことができると、未来に向けた大きな一歩となります。今後も名古屋を発信地に、多くのSDGs活動が広がっていくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
こどものまち株式会社
- 住所
- 名古屋市北区大曽根2-8-26エステイト大曽根7階
- 電話番号
-
052-508-5465