自由な生き方を模索する女性たちが提案する新たな価値観の「人生ゲーム」
2017年10月7日、国際ガールズ・デーに合わせて、女性の自立や多様性をテーマにした特別イベント「Speak Out! Talk & Party」が開催されました。このイベントでは、4人のパネリストが自身の経験をもとに「自分らしさ」や「真のダイバーシティ」について熱く語り合いました。
自分らしさを追求する4人の女性たち
登壇したパネリストは、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ女性たちです。フィットミー株式会社の星田奈々子氏は、洋服のオーダーメイドサロンを経営し、ワーキングママとして仕事と育児を両立させる生き方を選んでいます。NPO法人World Theater Projectの教来石小織氏は、途上国の子どもたちに映画を届ける活動を行い、夢追う女性としての姿勢を示しました。
また、株式会社イクスシードの如月音流氏は、IT業界での活躍をはじめ、様々な挑戦を続けています。イベントの企画運営を手掛けた山口真紀氏は、ミセスワールド日本代表としての活動を経験しながら、選択肢の多様性を訴え続けています。
4人は、自身の「自分らしさ」を見つける方法や、それを維持する秘訣について意見を交わしました。教来石氏は「自分を見失うことが多いが、焦らない、あてにしない、諦めないの3つを常に思い出している」と述べ、如月氏は「やりたいことを見つけた時に、具体的な目標を設定することが重要」と語りました。星田氏は「苦しい経験を通して前向きな考え方を身につけた」との体験を披露し、山口氏は「逆境を笑顔で乗り越えることが自分らしさだ」と述べました。
自分らしさを見失うとき、どう立ち直るか
次に、トークテーマとして「自分らしさを見失う瞬間」について話し合われました。如月氏は自身は見失わないと語る一方、他の3名はそれぞれ過去に苦しんだ経験をシェアしました。星田氏は新入社員の頃に直面した営業の厳しさから悩んだエピソードを振り返りました。教来石氏は「焦りや落ち込みがあったが、3Aを心に刻むことで冷静になれる」と話しました。
山口氏は、自身の強みを振り返ることが自分を見失わない秘訣だと述べ、周りからの励ましの言葉がどれほど重要かを強調しました。
未来に向けたキャリアの構築
最後に、トークセッションの目的である「どんなキャリアを築いていくか」について討論が行われました。星田氏は、自身のサロンを社会貢献につなげたいと語り、教来石氏は映画上映の活動を通じたさらなる展開を示唆しました。如月氏は、いわゆるマイノリティとしての存在意義を伝えつつ、仕事やプライベートで幅広く挑戦し続ける姿勢を語りました。
山口氏は、今後の女性が生きやすい社会を作りたいと意気込みを明かし、自らの選択肢を大切にする姿勢を持つことの重要性を訴えました。
日本の家庭観の影響と新たな「人生ゲーム」提案
教来石氏は、家庭の「幸せ」について「人生ゲーム」が影響を与えていると指摘し、それが多くの人に共感を得ました。新たな価値観を持つ「人生ゲーム」を提案し、ダイバーシティの重要性を広めたいという意欲を示しました。
本イベントを通じ、「自分らしさ」を追求することの意味や、他者との違いを理解し尊重することの大切さが多くの参加者に伝わったのではないでしょうか。このような場を通じて、真のダイバーシティが実現されることを期待しています。
こちらのイベントは、自由で多様な生き方が尊重される社会を形成するための一歩と言えるでしょう。参加者が今後も自らの「自分らしさ」を見つけ出し、ダイバーシティ推進に寄与していくことを願っています。