J.フロントリテイリング、LGBTへの取り組みで五年連続のゴールド受賞

J.フロントリテイリングのLGBT取り組み

2023年、J.フロントリテイリング株式会社が、一般社団法人work with Pride（wwP）が制定した「PRIDE指標2025」において、五年連続で「ゴールド」を受賞しました。この受賞は、LGBTQ+を含むすべての性的マイノリティの方々に対する理解と尊重の姿勢を証明するものです。

サステナブルな人財の活用

J.フロントリテイリングは、サステナビリティ経営として「多様な人財を輝かせる」ことを重要課題（マテリアリティ）に掲げています。多様な意見を引き出し、従業員一人一人の個性を最大限に活かすためには、すべての従業員がLGBTについての理解を深め、互いの個性を尊重するインクルーシブな職場環境が不可欠です。

今後も、性的指向や性自認に関わらず、一人ひとりが自分の個性を発揮できる文化の醸成に努め、「Well-Being Life」の実現を目指します。

取り組みと具体策

J.フロントリテイリングのLGBTに関する具体的な取り組みには以下のようなものがあります。

1. 行動原則の整備
従業員や取引先向けに「JFR行動原則」や「人権方針」を策定し、LGBTへの差別やハラスメントを明確に禁止しています。

2. 教育と研修
LGBTに関する理解を深めるため、社内研修や勉強会、全従業員対象のe-ラーニングを実施しています。これにより、社内全体の意識を高める努力を行っています。

3. 新しい制度の導入
LGBT従業員が働きやすい環境を整えるため、2021年には「同性パートナーシップ規則」や「性別移行支援休暇」を導入しました。また、全事業会社に「LGBT相談窓口」を設置し、相談しやすい環境を整備しています。

4. 地域との連携
大丸松坂屋百貨店やパルコの店舗では、地域と連携してLGBT理解促進のための啓発活動を行い、社会全体での理解を深める活動に取り組んでいます。

PRIDE指標について

PRIDE指標とは、wwPが策定した、LGBTが働きやすい職場環境を実現するための評価指標です。具体的には、Policy（行動宣言）、Representation（当事者のコミュニティ）、Inspiration（啓発活動）、Development（人事制度・プログラム）、Engagement/Empowerment（社会貢献・渉外活動）による5つの指標が設けられています。これにより、各企業がLGBTフレンドリーな環境作りを促進するための評価が行われます。

取り組みの意義

J.フロントリテイリングの取り組みは、ただの企業活動にとどまらず、LGBTの理解と受容を広げる活動へとつながっています。この受賞は、単に評価されるだけでなく、企業が社会の一員として果たすべき役割を再認識し、今後の活動にさらなる責任感を持つことを意味しています。サステナブルな社会の実現に向けて、今後も積極的に取り組んでいきます。

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