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スクラップ買取マッチングサイト「メタリー」、企業情報無料掲載で業界活性化へ

2015年9月設立の鉄・非鉄金属スクラップ買取マッチングサイト「メタリー」が、新たな取り組みとして、企業情報の無料掲載サービスを開始しました。これまで出品者と購入者のマッチングプラットフォームとして機能してきた同サイトですが、購入者からの要望を受け、企業情報の公開に踏み切りました。

このサービスでは、企業名、買取価格（任意）、企業紹介、写真、取扱い品種、設備、車両、営業エリア、問い合わせフォームといった情報を掲載できます。インターネットを通じた情報発信に積極的でないスクラップ業界において、画期的な試みと言えるでしょう。

業界の現状とメタリーの挑戦

スクラップ業界は、長らく人脈や口コミに頼った取引が主流でした。そのため、インターネットを活用した情報発信や新規取引先の開拓は、多くの企業にとって馴染みのない領域でした。しかし、近年、インターネット環境の進化に伴い、オンラインでの情報収集が一般的になる中で、ホームページを持つ企業は売上向上を実現しています。

メタリーは、この現状を打破するため、業界全体の活性化を目指し、無料で企業情報を掲載できるプラットフォームを提供することにしました。運営コストはメタリーが負担し、会員企業のメリットを最大限に追求する姿勢を示しています。

情報公開による業界の透明性向上

掲載される情報は、企業の強みや特徴を明確に示すものとなっています。買取価格（任意）の掲載は、既存取引先との関係を考慮しつつ、競争力向上に繋がるでしょう。近年、属人的な商売に頼る企業は、価格競争に敗れ廃業に追い込まれるケースも少なくありません。

メタリーでは、企業が自社の強みと情報を積極的に公開することで、より多くの顧客を獲得できると考えています。例えば、アルミスクラップに強い問屋は、レアメタルの知識がなくても、レアメタルを扱う企業と取引することは難しく、その逆も同様です。得意とするスクラップの種類を明確に示すことで、より適した取引先とのマッチングを促進します。

インターネットを活用した市場開拓

インターネット上では、スクラップ関連キーワードによる月間20万件以上の検索が行われています。検索内容は、価格や相場、商品の特性など、市場が求める情報そのものです。メタリーは、企業が自社の情報を分かりやすく発信することで、これらのニーズを満たし、潜在顧客との接点を増やすことができると期待しています。

メタリーは、短期的な利益よりも、会員企業への貢献を優先し、業界全体の生産性向上と競争力強化を目指しています。10年、20年後の市場を見据え、企業が積極的に情報を公開し、事業拡大に挑戦することを支援していく考えです。

メタリーFACEBOOKページ

メタリーは、Facebookページも開設し、業界ニュースや新着商品情報を配信しています。200人以上のフォロワーが既に登録しており、最新情報を手軽に得られる仕組みとなっています。

https://www.facebook.com/metally.jp

掲載を希望する企業は、メタリーに会員登録することで、サービス開始時に案内メールを受け取ることができます。

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