本の世界へのひとやすみ
出版社KADOKAWAが2025年2月26日に刊行するコミック「古書店ミチカケ心晴れぬ日はいまを忘れてひとやすみ」は、まるで魔法のような物語を届けてくれます。著者のかんさびさんが描くこの作品は、現実からの一時的な逃避を求める人々が、古書店という特別な場所で本の世界に迷い込む様子を描いています。
古書店「ミチカケ」の魅力
物語は、「ミチカケ」という小さな古書店を舞台に展開されます。この古書店の店主、サクは、訪れた人々を本の世界へと誘う不思議な力を持っています。忙しい日常や人間関係に疲れた人たちがふらりと立ち寄るこのお店では、思い出の本や忘れ去られた本が登場し、彼らはそれぞれの物語の中で遊びながら心を癒やします。
本の世界には、さまざまなジャンルの物語が広がっています。疲れた心を癒やすための楽園が描かれた絵本や、恋に再会するロマンス小説、自分自身を見つめ直すためのレシピ本など、訪れるたびに新しい体験が待っています。「今日はどの本で遊ぼうかな?」と、心躍る時間を過ごすことができます。
本作の内容
本書はダ・ヴィンチWebに連載された作品に加えて、特別に60ページ以上の描き下ろしや後日談のイラストも収められています。全144ページというボリュームで、多くの熱心な読者を惹きつけることでしょう。
目次も興味深く、物語は「序章物語の世界へ」から始まり、以下の各巻が展開されます。
1. 楽園の絵本
2. 自意識をリメイクするレシピ
3. 本当の願い
4. 海景
5. 主人公の人生
6. 再会
7. 犬の喫茶店
8. 光の街
9. おばあちゃんの庭
10. 鉱物の森
それぞれの章は異なる視点で本の世界に触れることができ、忙しい日々の中でのひとやすみの瞬間を提供します。
著者プロフィール:かんさび
かんさびはポーランド在住の漫画家・イラストレーターで、民話や怪談、昔話などからインスピレーションを得た作品をSNSで発信しています。今作である「古書店ミチカケ心晴れぬ日はいまを忘れてひとやすみ」に続き、2025年春には「アルマ骨董堂のふしぎ夜噺」も刊行予定です。言葉と絵の力で、人々に物語の楽しさや本の魅力を届けています。
書誌情報
- - タイトル: 古書店ミチカケ心晴れぬ日はいまを忘れてひとやすみ
- - 定価: 1,430円(本体1,300円+税)
- - 発売日: 2025年2月26日(水)
- - ページ数: 144ページ
- - 発行: 株式会社KADOKAWA
このコミックは全国の書店やAmazon、楽天ブックスで入手可能です。お決まりの本の世界へ、あなたもひとやすみしに行ってみませんか?