日本交通の新戦略
2020-02-27 13:01:08
日本交通が取り組む乗務員育成と安全運転の新たな試み
日本交通が目指す未来のハイヤー業務
国内最大手のハイヤー会社、日本交通が、乗務員の育成と安全運転向上のための新たなプログラムを導入しました。この企業は、ただの移動手段ではなく、お客様に最高のビジネス空間を提供することを目指し、接客、地理、安全の3つの軸で乗務員研修を強化しています。
運転地理検定の重要性
運転地理検定は、一般財団法人運転地理検定協会が提供する試験であり、プロドライバーに必要な地理知識を測るものです。具体的には、東京及び首都圏エリアの交差点や道路、施設などについて、高難易度の問題に回答します。この知識は、効率的な運行を実現し、事故や違反の防止に繋がるため、安心・安全な輸送が求められる中では極めて重要です。
昨年10月、トライアルとして行われた団体受験では、参加者全員が見事合格を果たしました。これに続いて、来たる3月8日には第2回の団体受験が控えており、本格的な導入が期待されています。
秘書検定の導入
さらに日本交通では、全乗務員が秘書検定3級以上を取得することを義務付けています。ハイヤー業務だけでなく、ドライバー派遣業務においても秘書の役割が重要となるため、乗務員の専門性を高めることが目指されています。この秘書検定も2013年から継続的に団体受験を行い、勉強会を通じて高い合格率を維持しています。全国平均65%のところ、日本交通ではなんと95%の合格率を誇ります。2018年には、その成績が評価され、協会から表彰される功績を達成しました。
安全運行に向けた追加の取り組み
また、日本交通は運転技術を向上させるために、2014年から茨城県ひたちなか市にある自動車安全運転センターで定期的に「運転技術特殊研修」を実施しています。この研修では、緊急制動や回避、危険予測の動作を実体験し、イレギュラーな事象に対する対処スキルを磨いています。
さらに、「社員が健康でなければ安全な運転は提供できない」という理念のもと、2015年より「最高健康責任者」としてCWO制度を導入しました。この制度では、自社採用の健康保険組合で、全乗務員に年2回の健康診断を実施し、特に運転に影響を与えるリスクファクターを厳格にチェックしています。
まとめ
こうした多角的な取り組みにより、日本交通は社内制度を強化し、乗務員の質の向上を図っています。今後もこのようなプログラムが充実していくことが期待されており、お客様に対してより安全で快適なハイヤーサービスを提供し続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
日本交通株式会社
- 住所
- 東京都千代田区紀尾井町3-12紀尾井町ビル
- 電話番号
-
03-6265-6164