印章の美と文化を未来に繋ぐ「HANKO KIAN®」
大阪市の三田村印章店が、ハンコ製作における独自の技術を「HANKO KIAN®」としてブランド化し、クラウドファンディングを開始しました。本プロジェクトは、日本の伝統文化を次世代に伝えていくことを目的としています。
クラウドファンディングの背景
デジタル化が進む現代において、ハンコの使用機会は減少し、公益社団法人全日本印章業協会の会員数も減少の一途を辿っています。この危機感から、三田村印章店では、印章製作に込めた情熱や技術を伝える必要性を感じ、ブランドを立ち上げることに決めました。
本プロジェクトの中心となるのは、店主の雅号「煕菴(きあん)」を冠した「HANKO KIAN®」です。これは、先人たちが培ってきた印章製作の美しさや文化を未来に残すための試みであり、国内外にその魅力を広めていくことを目指しています。
HANKO KIAN®の魅力
「HANKO KIAN®」の印章デザインは、三田村煕菴自身が篆書体を基にフリーハンドで描いた文字デザインを使用。特に手彫りの技術は、ただの印章ではなく一つの美しい形として機能します。
印面が持つ美しさは、まさに手作りの醍醐味であり、どんな形にでもまとめあげる際の喜びは格別です。手彫りによって生まれる印影の美しさを、後世に伝えたいという思いが強まり、クラウドファンディングへの挑戦となったわけです。
クラウドファンディングの詳細
- - 期間: 2023年11月27日(月)〜 2023年12月25日(月)
- - 目標金額: 50万円
- - 支援金の使用目的: 商品の製作や、2024年1月2日〜6日及び2024年5月15日〜18日のイベント参加にかかる費用。
リターン品としては、感謝のメールや印章Tシャツ、印影デザインなど多岐に渡る内容を用意。特に、「無一物」や「心外無法」と名付けられた印章Tシャツは特に人気が出ることが予想されます。
個展の開催
2024年には、丸善日本橋店と銀座ギャラリーSIACCAにて個展を開催予定で、印章の美をみなさまに感じていただける場を提供します。会場では、製作した印章の実物を間近で楽しむことができるほか、各支援者の名前を掲載するコースも用意しています。
まとめ
印章の伝統を継承するためのこの挑戦は、単なる製品作りに留まらず、文化を未来に繋ぐ重要なステップです。大阪を拠点に、印章業界の新たな未来を開拓するために、ぜひ多くの方々の温かい支援をお願いしたいと思います。
詳細情報は、
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