鈴与が提供する海の仕事体験プログラム
静岡市に本社を置く鈴与株式会社が、子どもたちに海の仕事を体験させる特別なプログラム、"こどもわーくin清水港2025"を協力して実施しました。このプログラムは日本財団の"海と日本プロジェクト"の一環として行われ、小学生向けに設計された職業体験の機会を提供します。
プログラムの目的
"こどもわーくin清水港"は、清水港に関連する企業や団体が連携し、次世代に豊かで美しい海を引き継ぐことを目的としています。参加者は海を介して人と人がつながることの重要性を学びます。鈴与はその一環として、港湾物流の現場を体験するプログラムを提供。今回は3回目の参加となります。
参加の流れ
プログラム当日は、静岡県内や愛知県、千葉県から親子7組、計15名の参加者が新興津コンテナターミナルへ集まりました。その後、参加者はターミナルの内部を見学し、普段は入れない場所での貴重な経験をしました。
港湾物流の貴重な体験
プログラムでは、実際に"静岡県内の輸出メーカーから輸出用コンテナの供給依頼があった"という設定の下、子どもたちはゲートチェック業務に挑みました。事前に、コンテナが安全かどうかを確かめる点検作業を行います。子どもたちは真剣に、コンテナに穴や凹みがないかを確認し、日常では味わえない緊張感を体感しました。
体験内容
- - 朝礼
- - 清水港とコンテナ輸送について学ぶ
- - コンテナターミナルの見学
- - トラックのゲートチェック見学
- - コンテナ内部の点検業務
次世代育成への取り組み
鈴与は、「こどもわーくin清水港」を通じて、子どもたちが清水港や地域の産業について学び、将来や進路を考えるきっかけを提供したいと考えています。港湾物流は社会の重要なインフラであり、普段はあまり知られていない分野です。そこで、専門的な業務を実際に体験してもらい、物流の役割や重要性を理解してもらうことを目指しています。
鈴与株式会社について
鈴与株式会社は1801年に清水港で創業し、2021年には創業220周年を迎えました。全国143拠点、海外22拠点を展開する国内物流トップクラス企業であり、様々な物流ニーズに対応しています。特に、倉庫業務や国際物流を強みとし、地域の発展にも貢献しています。会社は「共生」の精神をもとに、地方創生や次世代育成に力を入れています。
まとめ
鈴与株式会社が実施する海の仕事体験プログラムは、未来の海の担い手を育成するための大切な取り組みです。地域が一体となって次世代に豊かな海を引き継ぐための活動は、今後も広がりを見せることでしょう。清水港の大切さを子どもたちが学び、社会に貢献する意欲を育むことを期待しています。