新たな価値が生まれる瀬戸内のセレクトECサイト「SETOUCHI+」の魅力を探る

瀬戸内の新しいモノづくりの形「SETOUCHI+」

2022年2月24日、瀬戸内の魅力を発見できるセレクトECサイト「SETOUCHI+（せとうちプラス）」がグランドオープンしました。このサイトは、近年増加しているIターン・Uターン移住者たちの知識や技術を活かし、地域の豊かさを形にした商品を提供しています。現代の技術では表現できない手作りの品々が、訪れる人々に新しい価値を提供しています。

地域の美意識と伝統が融合した商品たち

「SETOUCHI+」で取り扱う商品は、地元の特産物や職人の技が光るユニークなものばかりです。例えば、繊細なレース模様が特徴のビンテージ素材を用いた帽子や、活版印刷にこだわったメッセージカード、深い味わいを追求した帆布バッグなどがあります。また、大三島の養蜂家から引き継いだ蜜蝋を使ったアロマキャンドルや、地元の柑橘類を使用した高品質なマーマレードも提供されています。これらの製品は、土地の自然と風土が息づいており、訪れる人々に新たなリラックスと癒しをもたらします。

地元の人々の手が生み出す「ナチュラルエッジ」

このセレクトサイトは、地元在住者たちが選んだ「ナチュラルエッジ」と呼ぶ新しい価値を届けることが使命です。彼らは、自らの移住体験を通じて築いた感性や技術を活かしながら、地域の魅力を全国へ広げています。運営を担当するのは、累計2,000万食を達成したヒット商品『イカ天瀬戸内れもん味』で知られるまるか食品株式会社。尾道市を拠点とし、地域の特性を生かした商品展開を進めています。

瀬戸内の新たな発信地としての役割

尾道市は、850年の歴史を持つ交通の要衝として知られ、様々な文化が交差する場所です。「SETOUCHI+」はここを基点に、少しずつ瀬戸内全域への展開を目指しています。地元以外ではあまり知られていない品々を国内外の人々に届けることで、地域文化の継承と発展を図っています。

現在、参画している事業者の例として、活版印刷の楽しさを広める「活版カムパネルラ」や、地元農家の旬の食材を使用したジャムを製作する「cosakuü」があり、独特な視点でのモノづくりを行っています。これらの事業者は、地元の文化と誇りを引き継ぎながら、新たな市場を開拓し続けています。

心を込めた商品を通じて地域貢献

「SETOUCHI+」は、地域の作り手と消費者をつなぐ架け橋となることを目指しています。生産者たちは、地域の恵みを最大限に生かし、愛情を込めて製品を作り上げています。それにより、購入者はただ商品を手に入れるのではなく、地域の文化や人々の心に触れることができ、深いつながりを感じることができるのです。今後も「SETOUCHI+」の活動は、より多くの人々に瀬戸内の豊かさを伝え、地域の未来を切り拓いていくことでしょう。