京都・五条に設ける新しいフットケア拠点「ASHI TERRACE」
株式会社セカンドハートが2026年6月30日、京都の五条に定位を移し、「ASHI TERRACE」を設立する予定だ。この新たな拠点では、足の健康を守るためのさまざまな取り組みを行い、その活動は地域との連携を通じて社会に実装されることを目指している。
足を守る仕組みの社会実装
セカンドハートは「糖尿病患者の足を守り、足切断をゼロにする」というミッションを掲げており、これまでにフットケアに関するさまざまな活動を展開してきた。足の健康を維持するためには、医療機関での治療だけでなく、自宅でのセルフケアや日常生活における小さな変化に気づく必要がある。そこで「ASHI TERRACE」では、フットケアサロンとしての機能を超え、地域住民と医療機関が協力して足の健康を守る仕組みを創出することに力を入れる。
新拠点には8つの主要機能が設けられる予定であり、具体的には以下のような内容だ:
1.
日常のフットケア支援
- 足の状態を常に見守り、小さな変化に気づくサポートを行う。
2.
フットケア技術の教育
- 医療や介護に関わる専門職に対し、最新のフットケア技術を伝授する研修を実施する。
3.
医療連携の強化
- アプリ「Steplife」を通じて、足の状態を記録し、医療機関へのスムーズな受診が行えるようにする。
4.
研究開発と実証
- フットケアに関連する新しい機器やサービス、教育コンテンツを研究・開発し、現場での実用性を検証する。
5.
在宅医療との連携
- 在宅での医療や介護、訪問看護と連携し、地域の人々の足を守るための体制を整える。
6.
予防活動の推進
- 地域住民向けにフットヘルスに関する啓発活動や学習会を実施し、健康意識の向上に貢献する。
7.
異分野との共創
- 医療以外の業界と連携し、新しい商品やサービスの開発を目指す。
8.
国際交流の促進
- ASEAN・APAC地域の医療者たちを受け入れ、共同研究や研修を通じて予防モデルを共有する。
デジタルと人の融合
セカンドハートが開発した「Steplife」は、遠隔でフットチェックを行うアプリであり、このデジタル技術を駆使することで足の健康をリアルタイムで監視し、必要な支援を受けられる体制を構築する。しかし、デジタル技術だけでなく、直接会って対話し、個別に寄り添うことが不可欠と言える。ASHI TERRACEは、デジタル技術とヒューマンタッチを融合させた新しい場所を提供し、医療と生活の接点を築いていく。
京町家に込められた意味
新たに立ち上げる拠点が京町家に選ばれた理由は、京都の文化と伝統に根付いた「人とのつながりを育む」という事も関係している。この地での活動を通じて、セカンドハートは地域の文化や医療制度に寄り添ったモデルを構築し、関係者たちと一緒に新たなサービスを開発することを目指している。
グローバルな視点での展開
セカンドハートはさらに、マレーシア法人「SECOND HEART ASIA Sdn. Bhd.」を設立し、ASEANエリアにおける事業展開も図っている。具体的には、京都大学との協力により、糖尿病神経障害のスクリーニングなども含めた研究契約を結んでおり、現地の条件に合わせた予防モデルの築きを進めている。
最後に
2026年10月に始動するASHI TERRACEでは、これからもサービス設計や地域ごとの特性に応じた取り組みを進めていく予定で、具体的な内容については随時お知らせされる予定である。セカンドハートの挑戦が、多くの人々の足の健康を守る新たなスタートとなることを期待したい。