多摩地域の事業承継を支える特設サイト「relay」の開設

東京都多摩地区で、新たな事業承継の形が生まれました。オープンネーム事業承継「relay（リレイ）」を運営する株式会社ライトライトが、地域の金融機関である多摩信用金庫と提携し、事業承継サポートに関する特設サイトを開設しました。この取り組みは、多摩地域の事業者が抱える後継者不在の問題に対し、オープンな形で支援を行うことで、地域経済の持続可能な発展に寄与することを目的としています。

特設サイトの目的とは？

1933年に設立された多摩信用金庫は、地域密着型の金融機関として「お客さまの幸せづくり」を掲げ、地域の経済活性化に努めています。最近では、地域の事業者向けに事業承継セミナーを定期的に開催したり、事業承継計画の策定を支援したりしています。それに加え、オープンネーム事業承継「relay」との連携により、より多くの事業者の想いを次世代へと引き継ぐサポートを強化することになりました。

特設サイトでは、後継者不在の事業者から寄せられる相談に関する情報をライトライトが受け取り、relayのプラットフォームに掲載します。それによって、実名で後継者を探す新たな試みが行われるのです。これにより、経営者の想いが新たな後継者候補にリーチし、共感を基にしたマッチングが期待されています。

relay の特徴

オープンネーム事業承継「relay」は、これまでの事業承継が社名や企業情報を非公開にするのに対し、実名を明らかにして行うマッチングプラットフォームです。経営者がどのような想いで事業を運営してきたかをストーリーとしてまとめて掲載し、その想いに心を動かされた後継者候補が応募するという形です。2020年のサービス開始以来、700件以上の後継者募集案件が公開され、140件以上がマッチングを果たしました。これはまさに、共感を重視した新しい事業承継の手法です。

地域経済の発展に向けた取り組み

ライトライトは、この提携を通じて多摩地域の事業者の想いを未来へ繋げ、地域経済の持続可能な発展を目指しています。また、今後は他の地域金融機関や専門機関との連携を深め、全国各地でのオープンな事業承継支援をさらに推進していく方針です。

この取り組みへ関心のある金融機関や専門機関の方々は、ぜひお気軽にお問い合わせを。未来に繋がる事業承継の一翼を担いましょう。