鳥取の民藝とカレーの共演が生み出す新たな魅力
2025年3月4日から9日まで、東京都千代田区の「アナザー・ジャパン」で、鳥取県とのコラボレーション企画展が開催されます。このイベントのテーマは「民藝とカレーの粋なつながり」。地域の学生たちが協力し、彼らが現地で見つけた工芸品や食品が集結します。この展示会を通じて、地域の文化や伝統に触れる貴重な体験ができます。
鳥取の民藝の魅力
鳥取の民藝は「用の美」を体現しています。柳宗悦や吉田璋也の思想を基に、手仕事で作られた素朴で温かみのある作品が特徴です。これらは飾らない美しさを持ち、使うことで手に取った人に温もりをもたらします。100年前にその思想を根付かせた二人が、今なおその精神を受け継いでいるのです。
鳥取とカレーの深いつながり
意外にも、鳥取は「カレー王国」として知られる一面を持っています。その起源は、イギリス人陶芸家バーナード・リーチが鳥取を訪れたことに始まります。彼は地元の女性たちに料理講習を行い、自らの作った欧風カレーを提供しました。この体験がきっかけとなり、県民にカレーが愛されるようになりました。現在では、鳥取は日本国内でカレールー消費量がトップクラスとなっています。
特別企画イベント
イベントの中核をなすのは、3月6日(木)に予定されている特別イベントです。この日には、バーナード・リーチが残したレシピをもとに、ライスカレーを再現し、民藝の器で提供します。また、トークセッションには鳥取因幡焼の作家・三木健太郎氏が参加し、彼の作品に込めた思いや、地域のものづくりの精神についてお話ししていただきます。
- - 日時: 2025年3月6日(木)19:00 ~ 20:30(18:45開場)
- - 場所: アナザー・ジャパン店舗
- - 定員: 12名(先着順)
- - 参加費: トークチケット(カレー付き)1,000円、カレー&因幡焼のお皿付き5,950円。
参加についての注意
事前にPeatixからの申し込みが必須ですので、早めの申し込みをお勧めします。また、キャンセル料が発生するため、参加の意思が確定してからお申し込みをお願いします。
鳥取の民藝とカレーの交わるこの貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。心温まる鳥取の伝統とおいしいカレーを楽しみながら、地域の文化に触れる脳将もあります。
アナザー・ジャパンについて
「アナザー・ジャパン」は、地域出身の学生たちが自らの地元を発信・販売するためのセレクトショップです。このプロジェクトは三菱地所と中川政七商店の協力により実現しました。地域を学び、経営を通じて将来の働き方を選択肢に入れるという姿勢が、地方活性化の促進につながっています。
■店舗情報
- - 所在地: 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TOKYO TORCH 銭瓶町ビルディング1階
- - 営業時間: 10:00-19:00(定休日: 毎週月曜日)
- - 電話番号: 03-6262-1375
ぜひこの機会に、鳥取の魅力を新たな形で体験してみてください。