スターキャットが映画配給会社を完全子会社化
名古屋を本拠地とするスターキャット株式会社は、2025年4月24日付で映画配給会社、ニューセレクト株式会社を完全子会社化することを発表しました。この取り組みにより、スターキャットは映画配給と宣伝の本格化を図り、名古屋からの映像文化の発信を強化していく方針を打ち出しています。
ニューセレクトの実績
ニューセレクト株式会社は1973年に設立され、洋画や邦画の配給において多くの実績を積み重ねてきました。特に「アメリ」や「ウィ、シェフ!」といった映画を日本市場に紹介したことでも知られています。映画館の運営だけでなく、ビデオやテレビ、VOD向けの映画作品の製作や配給も手がけています。
今回のM&Aは、スターキャットが直営する伏見ミリオン座やセンチュリーシネマの運営と相乗効果を生み、さらなるシナジーを生むものと期待されています。ニューセレクトの豊富な映画ライブラリとネットワークをフル活用し、新たな映画配信の形を模索します。
アルバトロス・フィルムの新展開
この構造変更に伴い、ニューセレクトの子会社であるアルバトロス株式会社もスターキャットの完全子会社に入ります。劇場配給レーベル「アルバトロス・フィルム」は、「スターキャットアルバトロス・フィルム」という新しい名義で配給を行います。これにより、両社の強みを活かした新たな映画プロジェクトの発表が楽しみです。
地域社会への貢献
スターキャットの代表取締役社長、松下寿昭氏は、今回の新体制が映像コンテンツの提供を通じて地域社会への貢献を強化する絶好の機会だと考えています。これからのサービス内容や取引条件に変更はなく、今までと同様の体制で事業を運営する方針です。
映像文化の発信基地として
名古屋から世界へとつながる映像文化を何よりも大切にし、映画産業の発展に寄与することが、両社の大きな目標です。今後、映画配給事業における新たな可能性が広がり、多くの観客に新しい体験を提供できることが期待されています。スターキャットが新たな映画の歴史を刻む瞬間に立ち会えることは、映画ファンにとって非常に嬉しいニュースです。
会社概要
スターキャット株式会社
- - 所在地:愛知県名古屋市中川区高畑4-133
- - 代表者:代表取締役社長 松下 寿昭
- - 事業内容:通信事業、放送事業、映画事業
- - 映画関連実績:伏見ミリオン座・センチュリーシネマ運営、2024年より映画配給・コンテンツ事業開始予定
- - 公式サイト
ニューセレクト株式会社
- - 所在地:東京都中央区
- - 代表者:代表取締役社長 吉原 豊
- - 設立:1973年
- - 事業内容:映画の製作、買付・輸入、配給、VOD・テレビ向け販売
- - 公式サイト
名古屋からの新しい映像文化づくりを期待し、今後のさらなる発展を楽しみにしています。