日本のショート映画プラットフォームSAMANSAが世界を目指す
DG Daiwa Ventures(DGDV)は、株式会社SAMANSAに対し、シリーズAラウンドでリード投資家としての出資を決定しました。この出資により、SAMANSAは「映画を、自由化する。」というビジョンを持ち、世界中の良質なショート映画を配信するサービスをさらに発展させることが期待されています。
海外展開を加速するSAMANSA
今回の資金調達は、特に英語圏を中心にした海外展開の促進やオリジナル映画の制作、さらには知的財産(IP)の事業化に使われる予定です。政府が掲げる「コンテンツ海外展開2.0」を受けて、SAMANSAは日本のエンタメコンテンツを世界に広める重要な役割を果たそうとしています。
特に、SAMANSAは従来のライセンスアウト型のビジネスモデルを超えて、自らプラットフォーマーになることを目指しています。既存企業の影響が強い動画市場への挑戦は、リスクは大きいものの成功すれば大きなリターンも期待できます。
政府の戦略とのシンクロ
日本政府は2020年から2033年にかけて、海外での日本のコンテンツの売上を20兆円に引き上げる目標を定めています。このビジョンに対し、SAMANSAは自らリスクを取って直接ビジネスを展開し、グローバルな市場で収益を最大化することで貢献しようとしています。
今後、SAMANSAの競争力は、オリジナルコンテンツの制作とそれを届けるプラットフォームの強化にかかっています。たとえば、SNSで1作品の予告再生数が1億回を超えた実績もあり、その発信力は非常に高いと言えます。
DGDVの投資背景
DGDVは、SAMANSAが持つ強力かつ独自性の高いクリエイターネットワークに魅力を感じています。これまでの活動からもSAMANSAは幅広いユーザーにコンテンツを再現性高く届け続けてきたと評価しています。このような背景から、DGDVはSAMANSAの未来を信じて出資することに決めました。
「私たちは、SAMANSAが映像産業の海外展開を牽引していく未来に貢献したいと考えています」と、DGDVの代表取締役中島は語ります。今回の出資がSAMANSAの成長を促し、日本の映像産業にも良い影響を及ぼすことを期待しています。
SAMANSAの情報
DGDVの概要
一方でDGDVはシードおよびアーリーステージのスタートアップを対象に投資を行う東京を拠点とするベンチャーキャピタルです。世界を舞台にしたイノベーションを目指すスタートアップを支援し、エコシステム全体を変革するという使命を持っています。詳細は
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日本の映像産業が新たな挑戦を経て、世界の舞台で活躍する姿を期待したいですね。