MAGO BLOCK:電子廃棄物から生まれた新たな建材
MAGO MOTORS JAPANが開発した建材「MAGO BLOCK」は、電子廃棄物を活用したリサイクル製品です。8月24日より、建材ECサイトを通じてこの商品のサンプル提供が開始されることが決まりました。さらに、これに伴い、ガーナのスラム街における環境問題の解決や経済的支援を目指す取り組みが注目を浴びています。
MAGO MOTORS JAPANの設立背景
MAGO MOTORS JAPANは、美術家・長坂真護氏が率いるMAGO CREATION株式会社のグループ企業です。長坂さんはガーナにおける廃棄物問題に関心を持ち、2022年9月に新会社を設立しました。この会社は、ガーナのアグボグブロシーという地域において、電子廃棄物のリサイクル事業を始めています。この地域は、先進国からの廃棄物で溢れており、その問題解決に向けたアプローチとしてMAGO BLOCKの開発が進められています。
MAGO BLOCKの特徴
「MAGO BLOCK」は、電子廃棄物を10%含むプラスチックを原材料としており、スラム街の人々にクリーンな労働環境と安定した賃金の提供を通じて、生活水準向上へ寄与しています。この取り組みによって、電子廃棄物の削減を目指しつつ、ガーナの経済にもポジティブな影響を与えることが期待されています。将来的には、MAGO BLOCKの原材料すべてを電子廃棄物から作ることを目標としています。
サンプル提供の開始
MAGO BLOCKのサンプル提供は、2023年8月24日から開始され、以下の二つのサイトで受け付けています。これらのサイトではサンプルの申し込みが可能ですが、商品の購入については別途案内があります。
- - OOKABE GLASS株式会社
- - Material Bank® Japan
サンプルは、150mm x 150mm x 12mmのサイズで提供され、最大で1枚までのリクエストが可能です。また、通常の納期は1〜2週間程度とされています。
購入の流れ
MAGO BLOCKの商品購入に関しての問い合わせは、MAGO MOTORS JAPAN株式会社の木村太一さんまでメールでの連絡が推奨されています。ただし、商品によっては送料や梱包費が別途必要となる可能性があるため、詳しくは公式サイトでの確認が必要です。
MAGO MOTORS JAPANの目指す未来
MAGO MOTORS JAPANは、現在進行中の事業を通じて、ガーナでの雇用創出や環境保護を同時に実現しようとしています。その中心となるのがMAGO BLOCKであり、この製品がガーナのみならず、世界の建材業界においても持続可能な選択肢となることを目指しています。ガーナのスラム街をサステイナブルタウンに変身させるため、長坂真護さんをはじめとするチームが日々積極的に活動しているのです。
このように、MAGO BLOCKはただの建材ではなく、社会的な問題解決とエコな未来への架け橋となる可能性を秘めています。