廃棄物を資源に変える!日工のスマートファクトリー発進
日工株式会社は姫路のアミタグループに循環資源の製造プロセスを自動化する新たな設備を納入しました。このプロジェクトは、資源の持続可能な利用を目指し、社会全体での廃棄物リサイクルに革新をもたらすものです。
スマートファクトリー「ZERO I」の概要
アミタサーキュラーが運営する「ZERO I」は、新しいスマートファクトリーとして設立され、廃棄物から循環資源を製造する一連のプロセスを効率化します。この設備は、2027年内の完全自動化を目指しており、サプライチェーン全体の効率を最大限に引き出すことを目指しています。
背景と必要性
昨今の製造業は、地政学的リスクや円安、資源価格の高騰、脱炭素への対応が求められ、安定した資源調達が難しくなっています。このような背景から、アミタグループは「サーキュラー3.0」というビジョンの下、廃棄物を再利用可能な資源に変換する取り組みを進めています。
「ZERO I」は、このビジョンを支える中核拠点として、持続可能な社会の実現を目標にしています。
納入設備の詳細
日工が納入した設備は、特に重要な役割を果たします。さまざまな廃棄物を同時に保持し、顧客のニーズに応じて循環資源を製造できる能力を持っています。これにより、セメント産業向けの循環資源が100%リサイクルされることを目指しています。
主要プロセスの紹介
1.
均質化・サイズ制御
プラントでは、アスファルトやコンクリートを製造する際に培った混練技術を駆使して、高品質の循環資源を安定的に生産します。原料を均質な状態に保つため、重量に応じて調湿剤を自動で投入し、練り混ぜの状態をカメラで監視します。これにより将来的にはAIを用いた自動化が実現します。
2.
粒度調整システム
調整された材料は、振動ふるい機によって自動的にサイズが確認され、業界規格に合わせたサイズに分けられます。
3.
再破砕システム
規格外となった材料は、自動でさらに破砕され、適切なサイズに規格化されるまで循環します。
4.
完成品の搬送
最後に、最適な条件に整った製品のみが自動搬送されます。この一連のプロセスが、日工の先端技術によって支えられ、安定した生産体制を確立しています。
今後の発展
日工は、このプロジェクトを通じて、アミタサーキュラーの目指す「サーキュラー3.0」を実現するためのパートナーとしての責任を果たします。また、この取り組みを基に、さらなる自動化設備の導入を進めていきます。
会社概要
日工株式会社は、1919年に設立され、アスファルトプラントや環境関連事業を手掛けています。日本国内でのアスファルト合材のシェアは80%を誇り、安定した品質を提供し続けています。今後も持続可能な社会に向けての取り組みを強化し、人々の生活を支えるインフラの構築に努めていきます。