ソーシャルセクターの管理職育成プログラム、参加団体を発表

NPO法人エティックが、2024年3月から始まるソーシャルセクターの管理職育成プログラムの第2期に参加する10組織を発表しました。このプログラムは、アポロ財団とコモンライト合同会社との連携により運営され、ソーシャルセクターでの人材育成を強化し、社会的なインパクトを生み出すことを目指しています。

取り組みの背景

内閣府の調査によると、多くのNPO法人が「人材確保や教育」を経営上の大きな課題として挙げています。この課題は、特にNPOが成長期に直面するもので、組織内に育成経験が不足していることや、マネージャー同士のつながりが乏しいことがその一因とされています。これに対処するため、プログラムは管理職の成長を支援し、精神的な孤立から解放することを目指しています。

プログラムの概要

本プログラムは、NPOや社会的事業の経営者やマネージャーとしての経験を基に設計されています。参加者は、自らの成果を言語化し、実行する力を高めるサポートを受けます。研修内容は以下の通りです。

- 第1回集合研修（2024年9月5日）: 自己評価と成果の可視化
- 第2回集合研修（2024年10月3日）: チームデザインと環境整備
- 第3回集合研修（2024年11月21日）: 課題整理と計画策定

さらに、参加者には1on1サポートやコミュニティ形成の機会が提供されます。

参画団体について

この第2期プログラムに参加する10組織には、発達障害支援に取り組む「ADDS」、オルタナティブスクールを運営する「エデュケーションエーキューブ」、人身売買問題に取り組む「かものはしプロジェクト」など、多様な団体が名を連ねています。これらの団体は、いずれも社会課題解決に対する強い意志を持っており、組織内でのマネジメント力を高めることで、さらなる社会福祉の向上を目指しています。