グローバルクラウドERP「multibook」の進化
株式会社マルチブックが、最新のグローバルクラウドERP「multibook」において、大量データ処理機能の強化と高速化対応を実施したとの報告がありました。これにより、膨大な取引データを扱うエンタープライズ企業にとって、より快適で効率的な操作環境が提供できるようになりました。
大量データ処理機能の強化
最近、月間で数万から数十万件の取引明細を扱うユーザーが増え続けており、これに伴い、従来のオンライン実行の仕組みを補完する形で、バックグラウンド実行という新たなアプローチが加わりました。2023年から開始されたこの取り組みでは、バックグラウンドで実行を行う機能が実装され、リリースが完了しました。
このバックグラウンド実行により、ユーザーがデータの処理を待つ必要がなくなります。例えば、仕訳帳の出力を行う際には、ユーザーが処理を開始することでサーバーにリクエストが登録され、その後は接続が切れる形となります。ユーザーは後からバックグラウンド実行の状況を確認し、処理が完了した段階で仕訳帳をダウンロードできる仕組みです。これにより、処理の遅延によるエラーが避けられ、スムーズなデータ管理が実現します。
高速化対応と今後の展望
「multibook」は、もともとレスポンスの速さで高い評価を得ていた製品ですが、今回のリリースによりそのスピードをさらに向上させる施策が行われました。各機能のロジックやテーブルを見直すことで、処理効率と速度を大幅に改善しました。
大量データ処理機能と高速化への取り組みの第1弾としてのリリースは、グローバルな顧客に対して快適な操作体験を提供するための第一歩です。株式会社マルチブックは、今後もさまざまな改善を進め、「スピード」と「使いやすさ」を追求し、海外拠点でのビジネスを展開する企業の成長を支援し続けることを目指しています。
クラウド型会計・ERP「multibook」の特長
「multibook」は、迅速な導入が可能であり、優れた処理速度を誇るクラウド型ERPシステムです。多言語・多通貨に対応し、海外の拠点をシームレスに連携することができ、製造業から商社、飲食業、建設業など、さまざまな業種で数多くの企業に導入されています。全世界で500社以上、33カ国での導入実績があります。
主な機能には、会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット、外部連携機能などがあり、多岐にわたるビジネスニーズに応えることが可能です。
最新情報や詳細は、
公式サイトをご覧ください。
会社概要
- - 会社名: 株式会社マルチブック
- - 代表者: 渡部学(代表取締役CEO)
- - 設立: 2000年9月
- - 本社所在地: 東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
- - 海外拠点: シンガポール、タイ、フィリピン
- - 事業内容: クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供
このように、多国籍なビジネス環境において「multibook」は、企業の成長をサポートする重要なツールとなることが期待されています。