DADANがグローバル配信体制を強化
DADAN株式会社は、東京都港区に本社を置くグリーホールディングスの100%子会社であり、日本の出版社による海外展開を支援するためのグローバル配信体制を強化しました。これにより、150以上の電子書店や10万館以上のデジタル図書館への配信網を構築し、日本のマンガや電子書籍を世界中の読者に届ける新たなプラットフォームを提供します。
世界中で高まる日本コンテンツの需要
最近、日本のマンガや電子書籍に対する需要は海外で急増しています。特にデジタルコンテンツの普及が進む中、出版社にとって、海外市場は未だかつてないほど大きな成長の可能性を持つ領域となっています。しかし、海外の読者に作品を届けるためには、言語の対応を始め、各国ごとに異なる流通システムや運用に関する対応が必要です。海外のストアとの交渉、書誌データの整備、売上の集計・管理など、これまで出版社が直面してきた課題は多岐にわたります。
DADANの一気通貫サポート
DADANは、こうした課題への対応として、出版社がよりスムーズに海外展開を行える環境を整えました。具体的には、マンガ翻訳から配信ファイル制作、コンテンツ管理に至るまでのプロセスを一貫してサポートします。特にマンガ翻訳に関しては、翻訳プロセスの効率化を図る独自のシステムと、経験豊富なプロ翻訳者の協力により、高品質な翻訳をスピーディに提供することが可能です。これにより、国内の出版社は海外展開に必要な制作工程の効率化を図りつつ、コンテンツの品質を向上させることができます。
今回は、DADANが強化したグローバル配信体制を活用することで、Amazon Kindle、Apple Books、Google Play Books、Koboなどの主要電子書店や地域特化型の電子書店、電子図書館といった幅広い配信先に対して、スムーズに作品を届けることができるようになります。出版社はDADANを通じて、翻訳・制作、コンテンツ管理、配信、運用までを一元化することができ、より本質的な事業戦略に取り組む時間を確保できるのです。
スモールスタートの可能性
DADANの新しい体制は、大掛かりな初期投資を必要とせず、まずは限られた作品からスモールスタートすることも可能です。これにより、出版社は海外市場での手ごたえを確認しながら、段階的に展開を広げることができます。これまでのように全ての準備が整ってからの一斉展開ではなく、試行錯誤を通じて事業を進めるアプローチを取ることができるのです。
対応コンテンツの種類
この取り組みでは、様々なジャンルの電子書籍が適用対象となりますが、特にマンガや縦読みコミックの翻訳・制作に力を入れています。今後、雑誌や小説など他のジャンルへの対応も拡大していく予定です。また、国内市場への配信支援は行っていない点にも留意が必要です。
DADAN株式会社について
DADAN株式会社は、グリーホールディングスが培ったウェブサービスやエンジニアリングのノウハウを駆使し、マンガプラットフォーム事業とともに、コンテンツ制作・管理クラウド『DEDEN』を提供しています。また、AI技術を活用したBPOソリューションを通じて、翻訳や制作、コンテンツ管理のDXを進め、出版社と協力しながら国内外へのコンテンツ展開に取り組んでいます。DADANは「日本のコンテンツを世界へ届ける」ことを使命とし、出版社と連携しながら今後も多面的な展開を目指していきます。