タッチ決済に実装された電子サイン機能
フライトソリューションズが提供するタッチ決済ソリューション、Tapionに電子サイン機能が加わったことが発表されました。これは2023年9月30日から利用可能となります。この新機能により、タッチ決済での高額な取引もスムーズに行えるようになります。近年、オンラインショッピングや店舗での決済において、キャッシュレス化が進んでいます。特に、非接触型の決済手段の需要が高まり、タッチ決済は多くの店舗で取り入れられるようになりました。
タッチ決済のよさは、暗証番号の入力や署名が不要であるところにあります。そのため、スピーディーな支払いが可能で、加盟店にとっても業務効率が上がるというメリットがあります。特に、衛生面での安全性も重視される現在において、その利便性はますます注目されています。しかし、高額決済時の制限として、1万5000円以上の取引はできない制約がありました。このため、多くの店舗では、別の決済方法を用意する必要があり、運用コストが増加したり、スタッフにとっても複数の決済方法を覚える負担がかかっていました。
セキュリティガイドラインの改訂
最近、日本クレジット協会のセキュリティガイドラインが見直され、タッチ決済においても電子サインを採用することで、支払い上限の制約が撤廃されることになりました。これに伴い、フライトソリューションズはTapionに電子サイン機能を追加することで、少額から高額な決済までを問題なく行える環境を整えることができます。
さらに、2025年3月からは、店舗での暗証番号入力をスキップする「PINバイパス」が原則廃止される予定です。これにより、顧客は暗証番号を入力するために一時的にレジまで移動する必要があるなど、決済手続きにおいて新たな対応が求められることになります。
利便性の向上とキャッシュレス社会への対応
Tapionの電子サイン機能の追加は、特に高額商品を扱う店舗などに対して、利便性を大きく向上させる鍵となるでしょう。より多様な決済方法が求められる中、フライトソリューションズはそのニーズに応えつつ、業界全体の進化にも寄与しています。
VisaやMastercard®との提携を9月30日より開始し、将来的にはAmerican Expressへの対応も計画されています。Tapionは、さらなる活用の拡大を目指しており、ますますキャッシュレス社会の実現へ向けた取り組みを進めていく構えです。
フライトソリューションズについて
フライトソリューションズは日本で初めてiPhoneを使ったクレジットカード決済ソリューションを市場に投入した企業です。以来、質の高い電子決済手段を提供し、国内初のAndroid端末によるタッチ決済サービスを開始するなど、技術革新を繰り返してきました。最先端の技術を用いたサービスを展開し、デジタル時代のニーズに応える企業として成長を続けています。タッチ決済サービス「Tapion」は、これからも様々なサービスと連携し、利用者の生活をより便利にしていくでしょう。