2025年3月31日から4月4日まで、アメリカのラスベガスで開催された国際セキュリティカンファレンス「ISC WEST」で、株式会社セキュアが独自に開発した新たなセキュリティソリューションを初めて披露しました。ISC WESTは、英国のIFSECや中国のCPSEと並ぶ世界で最も重要な物理セキュリティ展示会の一つで、多くの企業が最新技術を発表します。
セキュアは、韓国の企業イノデップと協力し、適応型AI基盤の統合プラットフォーム「VUNex」を利用したソリューションを展示しました。イノデップは、韓国の映像監視システム市場で高いシェアを誇り、公共監視分野では50%以上のシェアを持つ有力企業です。また、同社は米国や南米、東南アジアに向けて積極的にマーケティングを展開しています。
新製品の紹介
展示された新製品には、以下の三つが含まれています。
1.
GUARD-FORCE FR(AI顔認証×即時音声通知)
特定の顔を認識すると、音声によりその情報を即座に通知する機能を持つソリューションです。これにより、病院や小売店において、迅速なトラブル対応や業務の効率化が可能となります。
2.
GUARD-FORCE AC(入退室管理)
入退室管理機能と勤怠管理、健康状態チェック、感情分析を連携させたサービスで、最大8台の入退室デバイスを管理可能です。これにより、従業員の安全と業務の効率を同時に向上させます。
3.
GUARD-FORCE Loss Prevention(万引き検知)
店内での異常行動をAIが検知し、リアルタイムで通知するサービスです。これにより、万引き被害を未然に防ぐことができます。
展示会では、これらの製品に対する反響も非常に大きく、米国アトランタに本社を置くスマート工場ソリューション企業がGUARD-FORCE FRを導入し、実証実験を行うことが決定しました。また、南米市場からも多数の問い合わせが寄せられたことから、同社の製品に対する国際的な関心の高さが示されています。
今後の展望
セキュアは、イノデップとの協業を通じて、両社のソリューションを統合し、より革新的なセキュリティ体験を提供することを目指しています。また、グローバルマーケティングの強化を図り、海外進出をさらに加速させる予定です。
ISC WEST 2025とは
ISC WESTは、ビデオ監視やアクセス管理、生体認証技術など、様々なセキュリティソリューションが一堂に会する国際的な展示会で、700社以上の企業が出展し、約30,000人の来場者を迎えます。最新の技術が一堂に集結し、業界のトレンドを理解する上で重要なイベントです。
セキュアについて
株式会社セキュアは、2002年に設立され、東京都新宿区に本社を置く企業です。『AI×セキュリティで新しい価値を創る』というビジョンをもとに、入退室管理システムや監視カメラシステムにAIを活用した先進的なソリューションを提供しています。これまでに、11,000社以上の導入実績があり、セキュリティ分野でのリーダーとしての地位を確立しています。セキュアは今後も安心・安全な社会の実現に向けた挑戦を続けていきます。