マッチングアプリの年収事情
2021-10-04 14:00:04
マッチングアプリにおける男性の年収申告事情:実態と虚偽の割合、その理由とは?
マッチングアプリにおける男性の年収申告:実態と心理
近年、利用者が増加しているマッチングアプリ。真剣な交際相手を探す人にとって、プロフィールの年収情報は重要な判断材料となります。しかし、実際にはどの程度の男性が正確な年収を申告しているのでしょうか?株式会社クリプタルによる調査結果から、その実態と背景を探ります。
調査概要
株式会社クリプタルは2021年8月18日から9月1日にかけて、マッチングアプリを利用する18~69歳の男性239名を対象にインターネット調査を実施しました。
年収申告の実態
調査によると、アプリ利用者の年収は300万円未満が最も多く、次いで400万円~499万円でした。これは、学生を含む若年層の利用者が多いことを反映していると考えられます。
最も注目すべき点は、実際の年収を正確に申告している男性は全体の74.4%だったことです。一方、約4分の1にあたる25.6%の男性が、年収を実際と異なる額で申告していました。
年収を多く申告する理由
年収を多く申告した男性(17.1%)は、主に以下の理由を挙げています。
女性からの印象をよくするため
年収フィルターで検索する女性をターゲットにするため
マッチング率を上げるため
特に100万円~149万円多く申告しているケースが多く見られ、中には500万円以上多く申告した男性もいました。
年収を少なく申告する理由
年収を少なく申告した男性(8.5%)は、主に以下の理由を挙げています。
金銭目的の女性を避けるため
年収で判断する女性を最初から排除するため
騙されるのを避けるため
こちらも100万円~149万円少なく申告しているケースが多く見られました。
年収と申告額の関連性
興味深いことに、実際の年収が低いほど、申告額を多くする傾向が見られました。特に年収300万円未満の男性では、24.6%が年収を多く申告していました。一方、年収が高い男性ほど、少なく申告する傾向がありました。
女性の年収への意識
調査では、女性の年収を気にする男性が39.7%いることも判明しました。年収を多く申告する理由として「見栄を張りたかった」「相手によく見られたい」といった回答が多く見られたことから、女性側の年収が高い場合、男性はより強く引け目を感じている可能性が示唆されます。
結論
今回の調査結果から、マッチングアプリにおける年収情報は、必ずしも正確とは限らないことが明らかになりました。利用者は、プロフィール情報だけでなく、実際に出会ってからの人となりを見極めることが重要です。また、アプリ運営側にとっても、虚偽情報の抑制に向けた対策が課題となっています。
参考情報
本調査は、株式会社クリプタルが運営する恋活・マッチングアプリ・占いの総合情報サイト「シッテク」に基づいて行われました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社クリプタル
- 住所
- 東京都渋谷区桜丘町29-17さくらマンション402
- 電話番号
-
03-6479-1666