サステナブルファッション
2021-03-12 15:43:52
アジア初のサステナブルファッションが台湾で開幕!台北ファッションウィーク2021
台湾最大級のファッションイベントが始動
2021年3月、台湾で「2021秋冬台北ファッションウィーク」が開催されることとなりました。今年のテーマはアジア初となる「サステナビリティ」。このイベントでは、環境に配慮したファッションデザインが披露され、多くの注目を集めています。特に印象的なのは、オフラインで行われる観客参加のファッションショーとして、世界でも唯一の開催形式である点です。
サステナブルファッションショーの意義
このイベントの目玉は「サステナブルファッションショー」であり、台湾発の6ブランドが参加しました。参加したのは、Claudia Wang、DYCTEAM、JUST IN XX、oqLiq、WEAVISM、#DAMURの各ブランドです。これらのブランドは、持続可能な素材を用いてデザインされた作品を発表し、台湾のファブリックメーカーとのコラボレーションの成果が見られます。
特にJUST IN XXが発表したコレクションは、2021年の東京五輪の公式ユニフォームを踏襲したもので、台湾の伝統模様や梅の花をテーマにしたデザインが特徴的です。リサイクルペットボトルを使用した生地や産業廃棄物から作られた布を取り入れており、エコな視点が色濃く反映されています。また、#DAMURは衣料品におけるアップサイクルを重視し、WEAVISMは機能性天然繊維のエコ生地を提案するなど、それぞれが独自のアプローチでサステナブルファッションを追求しています。
観客参加による新たなファッション体験
台湾では、新型コロナウイルスの影響を受けずにファッションウィークを開催することができた数少ない国の一つです。今回の台北ファッションウィークでは、13の台湾ブランドがリアルに観客の前でショーを行い、2つの特別会場ではそれぞれ独自のスタイルで展示されました。特に、SHIATZY CHENのショーは国家指定の古跡である自来水博物館で行われ、その場の雰囲気を生かしつつ台湾の伝統文化をアピールしました。
地元ブランドが集結するセレクトショップ
台北ファッションウィークに合わせて、ショッピングモール「ベラヴィータ」では、台湾ブランドの魅力を発信するためのセレクトショップがオープンしました。このセレクトショップには、40以上の台湾ブランドが登場し、消費者との接点を広げています。特に注目すべきは、マスク文化を取り入れたデザインで、エスニック編みや台湾独特の鉄窓花模様、藍染め、梅の花などをモチーフにした特製マスクが販売されています。
台湾ファッションを世界に発信
また、台湾ブランドの国際的なプレゼンスを強化するため、文化部と経済部は海外バイヤー向けのオンラインセッションを行っています。これは、台湾の様々なブランドから42作品をモデルが着用して発表するもので、日本語や英語、フランス語の通訳も用意され、バイヤーとの交流を促進します。
イベントの詳細やスケジュールについては公式サイトやSNSで公開されており、オンラインでの観覧も可能です。海外バイヤーとのネットワーク作りを通じて、台湾のダイナミックなデザインとクリエイティビティを世界中に広めることが期待されています。
まとめ
「2021秋冬台北ファッションウィーク」は、サステナブルな視点から台湾のファッション産業の未来を示す意義深いイベントです。オフラインでの新たなファッション体験や、地元ブランドをベースにしたセレクトショップの展開、さらには国際的なバイヤーとの交流が行われる中、台湾のファッションシーンは確実に進化を遂げていくことでしょう。
会社情報
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康泰納仕綜合媒體事業有限公司
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