AR技術の全国展開
2024-09-12 14:11:03

ダイワボウ、DEVARとの提携でAR技術を全国展開 - 新たなデジタル体験の実現へ

ダイワボウ情報システムとDEVARの協業



大阪を拠点にするダイワボウ情報システム株式会社(DIS)が、AR技術を駆使する米国の企業DEVAR Entertainment LLCとの独占的なディストリビューター契約を締結し、AR技術を活用した新しいプラットフォームやサービスの提供を開始します。これにより、日本国内においてAR技術がさらに広がり、さまざまな産業での活用が期待されています。

AR技術の可能性



AR(拡張現実)は、デジタルコンテンツを現実世界に重ねる技術であり、その用途はゲームなどのエンターテインメント分野にとどまりません。近年、ビジネスや教育など様々な業界での利用が進んでおり、リアルな体験を提供する手段として注目を集めています。DISはこの分野において、DEVARとともにシームレスなデジタル体験を実現し、さらなる発展を目指します。

DEVARは、カリフォルニア州に本社を持ち、AR技術に注力する企業です。ARの開発をリードする存在として、特にWebARにおいては世界トップのシェアを誇っています。新たなライフスタイルや消費者体験を生み出す「Phygital」という概念を提唱し、フィジカルとデジタルの融合を推進しています。

MyWebARプラットフォーム



今回の提携によって提供されるMyWebARプラットフォームは、プログラミングの知識がなくても簡単にARコンテンツを作成できる画期的なツールです。これにより、教育分野では教科書や実物とARを組み合わせたユニークな学習が実現し、販売現場では商品をARで「試着」することが可能となります。例えば、家具の配置を確認したり、服や靴を試着したりする新しい消費体験を提供します。

ビジネス変革へ向けた支援



DISは全国に広がる営業網を持ち、約19,000社の販売パートナーを通じてMyWebARを提供することで、日本全国の企業にAR技術の導入をサポートします。AR技術は、これまで専門家が必要だとされていた分野であるため、DISの取り組みにより、多くの企業や団体がその利便性を享受できるようになります。DISの取締役である谷水茂樹氏は、この協業が日本のビジネススタイルを変革し、新たな可能性を切り開くことになると確信しています。

DEVARの展望



DEVARの創業者兼CEOであるAnna Belova氏は、AR技術が幅広い産業に影響を与える可能性を強調し、特に教育、小売、ヘルスケア、製造などの分野での活用を期待しています。DEVARのMyWebARプラットフォームを活用することで、企業はARを通じて新しいビジネスモデルを構築し、プロセスを効率化する機会を得ることができます。Belova氏は、「私たちはARを誰でも利用できるものにするために取り組んでおり、DISとの提携がその一助になると信じています」と述べています。

結論



ダイワボウ情報システムとDEVAR Entertainmentの提携は、日本におけるAR技術の新たなスタートを意味します。ビジネスシーンに革新をもたらすこの動きは、企業だけでなく、一般消費者にとっても新たな体験を提供することになるでしょう。両社のビジョンを基に、今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
ダイワボウ情報システム株式会社
住所
大阪府大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト10F
電話番号
06-4707-8000

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