デジタルサイネージ受賞
2026-06-15 11:46:28

次世代広告評価指標を科学する「デジタルサイネージアワード2026」優秀賞の意義

次世代広告評価指標を科学する実証実験



2026年6月10日、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)が主催した「デジタルサイネージアワード2026」にて、「OOH環境ごとの広告アテンション・記憶定着率を比較する実証実験」が見事に優秀賞を受賞しました。この実験は、大阪メトロアドエラとPerion Japanが、エステー株式会社の協力を得て行われたものです。このプロジェクトでは、従来重視されていた「インプレッション(表示回数)」という量的指標とは異なる、新たに「アテンション(質)」に基づく広告評価指標を模索しました。

質の評価への移行



今回の優秀賞受賞において、高く評価されたのは、世界的に注目されつつある広告評価の「質の評価への移行」を日本独自のメディア環境の中で定量化した点です。広告主にとって重要な投資対効果(ROI)に直結する実益的な知見を得ることで、広告市場の活性化を図るための一歩となると考えられています。

実証実験の設計



本実験は、VR空間での環境シミュレーションと最新のAI解析技術(Vision Transformerベース)を用いています。これにより、現実世界のノイズや生活者の動線を再現しました。具体的な検証環境としては、駅構内、車内、屋外大型ビジョン、リビングTVの4つのケースが設定されました。

解析対象



人間が制作した動画や生成AIによる動画を含む計30本のコンテンツを対象に、31,500フレームにおよぶAI画像解析が行われました。これにより、メディア効果に関する多くの新たな知見が浮き彫りになりました。

主なデータ分析結果



この分析の結果、🎉インプレッションという量だけでは捉えきれない広告メディアの効果が明らかになりました。以下に主な成果を紹介します。

  • - APMと記憶定着率の相関
APM(アテンションパフォーマンスメトリクス)と記憶定着率の間には、r=0.45~0.88という非常に高い相関が確認されました。これにより、APMの向上がブランド想起に至るためのKPIとしての価値を持つことが分かります。

  • - 環境別クリエイティブパフォーマンス
特定環境で高パフォーマンスを示すクリエイティブが他の環境でも同様の効果をもたらすわけではないという結果が得られました。たとえば、テレビで高い注視を受けた素材が屋外広告ではうまく機能しないケースがあることが確認されました。

  • - 初動の戦略性
屋外や車内では冒頭1秒の引き込みが全体の視聴に影響を与える一方、駅構内の環境では意外にも負の相関がみられ、一瞬の認識が重要視されることがわかりました。これは購買意欲を引き出すための適切なクリエイティブ戦略を求められています。

受賞コメント



受賞を受けて、エステーの宣伝担当者は「我々が重視してきたアテンションと記憶という質の評価指標がこのように認められたことを大変光栄に思います。特に、生成AI制作素材と従来の人間によるクリエイティブの違いについて明らかになった点において、クリエイティブと媒体の関係性に新たな知見が得られました」とコメントしました。

今後の展望として、今回の研究で得られた評価手法が業界標準として広められ、広告コミュニケーションが進化することが期待されています。

まとめ



この実験の成果は、「OOHアテンション測定ガイドライン」の草案としてDSCによる公開情報として、今後も業界全体の標準化をサポートしていきます。また、地域広告主の革新に寄与する成果としてさらなる進展が待たれます。


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会社情報

会社名
株式会社大阪メトロ アドエラ
住所
大阪市中央区南船場三丁目11番18号郵政福祉心斎橋ビル8階
電話番号

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