御書印プロジェクト5周年
2025-03-03 13:24:33

全国の書店と読者をつなぐ御書印プロジェクトが5周年を迎える!

全国の書店と読者を結ぶ御書印プロジェクト



2025年3月1日、株式会社小学館文化事業局と株式会社小学館パブリッシング・サービスが手がける御書印プロジェクトが5周年を迎えました。このプロジェクトは「人と書店を結ぶ印」をテーマに全国の書店で運営されており、現在564店が参加しています。参加書店で「御書印ください」と頼むと、書店オリジナル印とその日の記念日、さらに書店員が選んだお気に入りの一節が刻まれた印がもらえるシステムです。これは、全国の書店が持つ独自の性格やスタイルを感じる貴重な体験となり、訪れる読者に楽しみを提供します。

プロジェクトの歴史と成長



御書印プロジェクトは2020年にわずか46店の参加でスタートしましたが、いまや北海道から沖縄、さらには海外の台湾まで、多くの書店が参加しています。参加店舗の数は徐々に増え、2024年7月には当初の目標であった500書店が達成され、ついには564店にまで成長しました。これは、読者と書店の距離を縮めたいという熱い思いから実現した成果の一つです。

しかしながら、厳しい書店業界の現状も影を落としています。多くの書店が閉店に追い込まれる中、御書印プロジェクトも62店が閉店により参加を終了しています。それでもなお、このプロジェクトは新たな参加店を常に募集し続け、地域の書店と読者をつなぐ活動を推進しています。

特別企画「BOOK MEETSNEXT2024」への参加



読書の秋を迎えるにあたり、御書印プロジェクトは「BOOK MEETSNEXT2024」との連携を開始しました。「ギンギラギンに御書印でGO!in神保町」というユニークなキャッチコピーのもと、特別バージョンの銀色の御書印を神保町の13書店で押印する企画も実施。これにより、より多くの読者にプロジェクトの魅力を伝える機会を創出しています。

さらに、イベントに合わせて発行された号外も配布され、書店同士の連携強化に寄与しました。このような活動は読者からも好評で、多くの人が書店を訪れるきっかけとなっています。

書店同士の支援し合う「御書印フェア」



毎年開催される「御書印フェア」は、書店の壁を越えて、参加書店とそれぞれのおすすめ本を披露するイベントです。第4回目となる今年は87の書店がおすすめする本が並ぶ特別なイベントで、3月12日から4月中旬まで銀座蔦屋書店で開催されます。全国的にも順次展開され、多くの書店と読者がつながる貴重な機会として注目されています。

巡了者の声と体験談



御書印プロジェクトでは、50書店以上を訪れた巡了者に記念の回覧印を捺印し、その響きも広がっています。多くの巡了者からは「御書印のおかげで行動範囲が広がり、本との出会いが増えた」との声が寄せられています。ある方は「各都道府県の書店を巡る旅をし、すべての都道府県を訪れました」と書いており、熱心な参加者の存在がプロジェクトの更なる魅力を引き出しています。

まとめと今後の展望



「人と書店を結ぶ印」として、多くの人々への出会いを提供し続ける御書印プロジェクト。2025年3月には参加者数が32,000人を超え、押印回数は90,000回を迫る勢いです。今後もプロジェクトのさらなる拡大と深化を目指し、全国の書店と地域に密着した活動を通じて、読者との絆を深めていくでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社小学館
住所
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
電話番号
03-3230-5375

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